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【実録】小学3年生の娘に「友だちと映画に行くから6000円ちょうだい」と言われました。友だちはみんな持ってくるそうですが、高額すぎませんか? チケット代は「1000円」程度ですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月12日 4時40分

【実録】小学3年生の娘に「友だちと映画に行くから6000円ちょうだい」と言われました。友だちはみんな持ってくるそうですが、高額すぎませんか? チケット代は「1000円」程度ですよね?

「友だちに映画へ誘われたんだけど、行ってもいい?」。学校から帰ってきた小学3年生の娘が目を輝かせてそう切り出してきました。快く送り出すつもりが、請求された金額を聞いてビックリ。近くの商業施設の映画館へ行くのに「6000円」必要だというのです。   本記事では、6000円という金額の妥当性や、子どもを通して見えてきた各家庭の金銭感覚の違いについて紹介します。

6000円の内訳は?

娘から聞いた6000円の内訳は以下の通りです。


・映画チケット 1000円(アニメ映画、2時間程度)
・ポップコーン 500~700円
・ジュース 350~500円
・フードコートでのランチ 約1500円
・交通費 380円
・映画のグッズ(友だちとおそろいで購入予定)約1500円

合計すると、最大で約5600円。6000円渡すと、予備費として400円程度が残る計算です。
 
正直、この内訳を聞いて驚きました。想像していた以上に、しっかりと考えられていたからです。小学3年生なりに必要な経費を計算した結果が「6000円」だったと分かりました。
 
しかし、やはり小学3年生の外出費として6000円は高額すぎないか、親としては少し疑問に思いました。
 

家庭によって異なる金銭感覚

高額だと渋っている私に「みんな6000円持っていくって言っていたよ」と娘。この言葉を聞いて、ハッとしました。
 
同じ学年の子どもを持つ家庭でも、お金の与え方がさまざまで、それによって子どもの金銭感覚も異なるということに気づいたからです。例えば、


・定期的にお小遣いをもらう子
・特別な機会にまとまったお金をもらう子
・必要に応じて都度もらう子(わが家のケース)

これらは、それぞれの家庭の考え方や状況によるもので、どの方法が正しいというわけではないでしょう。大切なのは、各家庭の状況に応じて、子どもにお金の価値や適切な使い方を理解させることです。お小遣いの与え方は、その手段の1つと言えるでしょう。
 
都度お小遣いを渡すスタイルのわが家にとっては、6000円の外出費は高いという認識でしたが、定期的にお小遣いをあげている家庭では、子どもが自分で6000円を貯められていたら、それを一度の外出で使うことは問題ない、としている家庭もあるでしょう。
 
それぞれの家庭が普段どのような価値観でお金を渡し、お金の使い方を実践しているかによって、今回の6000円の外出費をどのように捉えるか異なる、ということに気づきました。ちなみに、わが家の小学3年生の娘は、6000円という金額の価値についてピンと来ていないようでした。
 

いくらなら納得できる?

それでは、一体いくらだったら適切なのでしょうか。
 
子どもだけで、大きなお金を持たせて遊びに行かせることが気になる反面、少しずつ自立させていくことも大切。そんな葛藤の中で、適切な予算について、わが家なりに3つのプランを考えてみました。


1 映画とおやつだけ 2000円程度 (チケット1000円+ポップコーンとジュース1000円)
2 1にランチを追加 3500円程度 (2000円+ランチ1500円)
3 1にランチと交通費を追加 4000円程度 (2000円+ランチ1500円+交通費380円)

※1と2は親が送迎するため、交通費はかからない想定

映画を見た後にグッズがほしくなる気持ちも分かるのですが、今回は映画を楽しむことに集中してもらうよう提案しました。最初は「でも……」と渋る娘でしたが、お金の使い方や友だちとの付き合い方について、親子でよく話し合いました。
 
結果として、行く予定の商業施設が学区外だったこともあり、今回の友だちとの映画鑑賞は見送ることになりました。娘にとっては、外出やお金の管理について、より深く考えるきっかけになったようです。
 

まとめ

小学3年生の映画鑑賞。6000円という金額に驚いたものの、その内訳を聞き、子どもの成長を実感しました。結局このときは映画には行かなかったのですが、予算や内訳について娘と話し合うことができ、お金の価値や使い方を考える貴重な機会となりました。
 
このことがきっかけで、学校外で子どもが友だちと過ごす際は、各家庭の金銭感覚の違いが交友関係に影響することにも気づきました。似た価値観を持つ家庭の子ども同士で交流を深めるほうが、より自然で無理なく楽しめるのかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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