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3990円でTシャツを買った翌日、お店で「セール」が開始! 同じTシャツが「1990円」になっていました。未着用なら“返品”して買いなおせますか? 値下げは事前に教えてもらえないのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月13日 5時0分

3990円でTシャツを買った翌日、お店で「セール」が開始! 同じTシャツが「1990円」になっていました。未着用なら“返品”して買いなおせますか? 値下げは事前に教えてもらえないのでしょうか…?

ふと立ち寄った店で、すてきな服に出会えたらとてもうれしいのではないでしょうか。しかし、服を購入した翌日にセールが始まり、購入した金額よりも大幅に安くなっていたらショックを受けるでしょう。   数回着用していたら諦めがつくかもしれませんが、タグも切っていない未使用であれば、悔しい気持ちになるかもしれません。本記事では、一度買った商品がセールで安くなっていた場合、返品して買い直すことができるのか解説します。

お店によって返品ルールは異なる

国民生活センターでは、サイズが合わないなどの理由を除き、原則として自己都合で服の返品はできないとしており、店側は自己都合の返品を受け付ける義務はありません。
 
ただし、タグが付いている状態やレシートがあればOKなど条件によって返品可能、サイズ交換であれば応じるなど、ルールを設けているお店であれば自己都合の返品ができる場合があります。これはあくまでも店のサービスです。
 
また、まだ一度も着ていない服であったとしても、洗濯していたり裾上げなど手を加えていたりすると返品できないのが一般的です。商品の返品ルールは購入店舗や状況によって異なるので、お店に確認してみましょう。
 

販売員は公開されていない情報を教えられない

「値下げが決まっているなら教えてほしかった」と思う気持ちは分かりますが、アパレルショップの販売員には規定があり、情報公開前にセール情報やイベント情報などを客に伝えることが基本的にできません。
 
そのため、値下げすることを分かっていながら定価で販売したというのは店員の不手際にはならず、返品の理由にはならないでしょう。セール情報が販売員に知らされていなかったことも想定されます。
 
公開されていない情報を教えられないのはアパレルショップの販売員だけでなく、どんな会社でも同じですよね。セール情報が社外秘だったとして、その情報を許可なく漏らすことは情報漏えいにあたり、解雇や懲戒処分の対象になる場合があります。
 

セールになっていたから返品したいはおすすめしない

ルール上は返品が可能であっても「セールになっていたから返品して買い直したい」という理由は、店側からすると気持ちの良いものではないことからおすすめはできません。非常識な客だと思われてしまっても仕方がないでしょう。
 
お互い気持ち良く買い物をするため、店舗が多いチェーン店であれば、再購入は別の店舗にするなど工夫しても良いかもしれませんね。
 
購入した後でセールが始まり、「悔しい!」という気持ちを整理するために、もう1枚追加購入するのもおすすめです。安く色違いが購入できた、洗い替え用がお得に購入できたと切り替えて考えると、気持ち良く服を選ぶことができるのではないでしょうか。
 

自己都合の返品はあくまでもサービス

タグを切っていない状態であること、購入時のレシートが残っていることなど条件を設けて返品できるお店もありますが、あくまでもサービスの一環として返品に応じていることを理解しましょう。原則として、お店側は自己都合による服の返品を受け入れる義務はありません。
 
ルールに沿っていれば、一度買った服を返品して買い直すことは可能です。しかし、お店にとって「セールになったから一度返品して買い直したい」というのは気持ちの良い行為ではありません。セールでお得にもう1枚買い足して納得するなどして気持ちに折り合いをつけるのがおすすめです。
 

出典

独立行政法人国民生活センター 消費者トラブルFAQ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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