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日経平均株価の乱高下で心が落ち着かなくて、投資をやめるべきか悩んでいます……。こんなに不安になるくらいならいますぐ売るべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月13日 9時0分

日経平均株価の乱高下で心が落ち着かなくて、投資をやめるべきか悩んでいます……。こんなに不安になるくらいならいますぐ売るべきでしょうか?

2024年から新しいNISA制度が始まり、それにともないNISAを始めたものの、7月から8月にかけての日経平均株価の乱高下で、「投資をやめようか」と悩んだ人もいることでしょう。今回は、そのような人に向けて、株価の乱高下に対処する方法をお伝えします。

日経平均株価の乱高下を目の当たりにして

2024年、1月4日の始値3万3193円からスタートした日経平均株価は、7月11日の終値で今年の最高値4万2224円を記録しました。
 
つまり、約1万円の上昇となったのです。投資を始めたばかりの人にとっては、保有している金融資産の価額が右上がりになっていたため、「投資を始めてよかった」という思いが強かったと思います。
 
ところが、7月11日から1ヶ月もたたない8月5日には、日経平均株価は終値で3万1458円となり、年始の価額を下回ることになりました。この状況に、「投資は怖い」と感じ、「株を売却しようか」と悩んだ投資初心者の人は多いのではないでしょうか。
 

投資を始めた目的は何ですか?

こういった株価の乱高下が起こったときに、考えてほしいことがあります。
 
まずは、思い出してください。投資を始めようと思ったときに、このような株価の乱高下を想定していましたか。そして、このように株価が乱高下したときに、どのように行動するかを考えていましたか。
 
投資は元本保証ではない、と頭で理解していたとしても、実際に乱高下を目の当たりにしてしまうと、「投資は危険だからやめよう」という思いに至るのは分かります。
 
しかし、考えてみましょう。投資を始めた目的は何ですか?
 

・老後資金を確保したい
・普通預金に置いておくだけではもったいないかな
・少しでも将来のために増やしておきたい

 
おそらく、このような思いだった人が多いと思います。そうであれば、まだ目的を達成できていないということになるので、投資をやめるべきではないです。
 
投資の基本は、「長期・分散投資」です。なので、あわてて売却するのではなく、今は少し気持ちを落ち着かせることが大切です。
 

過去の教訓を知って投資を続ける

日経平均株価の暴落や世界同時株安といった混乱は、過去にも何度となく起こっています。
 

・ブラックマンデー(1987年)
・リーマンショック(2008年)
・コロナショック(2020年)

 
このように、過去には何度も世界を巻き込んだ暴落は起きています。しかし、これらの時期が過ぎると、株価は自然と回復しています。これが経済というものです。
 
この経済のサイクルを理解したうえで、投資とうまく付き合っていくことが、人生100年時代を楽しく過ごすための大切な一つのコツなのです。
 

投資の基本は長期分散投資

投資を始めた以上、途中でやめてしまうということだけは避けてほしいです。
 
もちろん、その投資したお金を使う目的が発生したときは一部を売却することは問題ありません。避けてほしいのは、目的も達成していないのに、投資していた全てを売却することです。
 
これは、筆者自身の話になりますが、リーマンショックのとき、投資のことを全く知らず、株価の大暴落を見て自分のお金がなくなると不安になり、売却した経験があります。売却したことにより投資元本は半分となりました。投資に「もしも」はないですが、もしもその投資を続けていれば、おそらく今その投資元本は2倍ほどになっていたことでしょう。
 
このように、筆者を教訓に、株価が乱高下する場面であっても投資は途中でやめることなく、相場を静かに見守る、ということだけを心掛けていただけるとよいでしょう。
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

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