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大学生の息子が「軽自動車」をねだってきます…。通学でも使用しないですし「共同利用」で十分ですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月12日 4時10分

大学生の息子が「軽自動車」をねだってきます…。通学でも使用しないですし「共同利用」で十分ですよね?

大学生の息子が車の購入を希望している場合、その必要性と車の維持にかかるコストを慎重に考えることが重要です。特に、通学で車を使わないという状況では、本人が所有するよりも共同利用のほうが経済的だと考える方もいるでしょう。   この記事では、10〜20代が車を所有している割合や大学生が車を所有するリスクを解説します。大学生におすすめの車の利用方法をご紹介しているため、参考にしてください。

10〜20代が車を所有している割合

東京都が2022年に行った自動車利用と環境に関する世論調査によると、18~29歳の男女のうち本人が車を所有している人の割合は男性で55.6%、女性で36.7%です。さらに、家族が所有している車を利用している方の割合は、男性で70.4%、女性で91.8%となっています。
 
以上から、10〜20代の方は、家族名義で車を所有している割合が多いことが分かります。
 
また、地方では車は生活をするうえで必要性が高い可能性がありますが、東京都は公共交通機関が発達しているため、そもそも車の必要性を感じていない方が多い場合も考えられます。
 

大学生が車を所有する際のリスク

大学生が車を所有する場合は、維持費などのリスクがあります。車は購入時以外にも、車を維持するために税金の納付やメンテナンス費が必要です。以下に、車を所有したときにかかる維持費をまとめました。


・自動車税
・自動車重量税
・任意保険
・自賠責保険
・車検費用
・ガソリン代
・駐車場代

車のボディ対応による年間の維持費の目安は、以下の通りです。


・軽自動車:32万円程度
・小型自動車:39万円程度
・普通自動車:45万円程度

車種により維持にかかる費用は変わりますが、今回のように軽自動車を購入する場合は、目安として年間で32万円程度の維持費がかかります。自動車税や自動車重量税などは年単位で支払うものであるため、毎月はかかりませんが、ガソリン代や駐車場代は毎月支払いが発生します。
 
大学生だと金銭的な余裕がない可能性が高いため、維持費を払えないおそれが出てくるでしょう。自分で維持費を支払えない場合は、親などに支払ってもらうなどの方法がありますが、その場合は親の負担が重くなってしまいます。
 

大学生におすすめの車の利用方法

大学生が車を利用するときにおすすめの方法を、以下にまとめました。


・レンタカーを利用する
・カーシェアリングを利用する
・親の車と共同利用する

大学生の場合は、それほど車の使用頻度も多くない可能性があります。そのため、レンタカーやカーシェアリングなどで必要なときに利用する方が、購入費や維持費もかからず、経済的な負担少なくなります。学生の場合は、学割などで通常よりも安くレンタカーやカーシェアリングを利用できる場合もあるようです。
 
また、自分の車を持つのではなく、親の車と共同利用する方法も検討しましょう。ただし、親の車を借りて運転するときは、加入している保険の運転者の範囲を確認しましょう。運転者の範囲が「本人限定」や「本人・配偶者限定」の場合、子どもは対象外となり親が加入している任意保険は使えないので、注意してください。
 

通学で頻繁に車を使用しないなら、維持費をおさえるために車を共同利用がおすすめ

大学生が車を所有する場合は、維持費が自分で支払えない可能性があります。車種により維持費にかかる費用は変わりますが、軽自動車の場合、目安として年間で32万程度の維持費がかかるといわれています。
 
通学で頻繁に車を使用しないのであれば、レンタカーやカーシェアリングを利用したり、親の車と共同利用したりする方法が経済的な負担が軽くなるでしょう。ただし、親の車を借りて運転するときは、加入している保険の運転者の範囲を確認してください。
 

出典

東京都 自動車利用と環境に関する世論調査 1 自動車の保有・利用実態 1-4 所有している自動車の運転者 表1-4-1 所有している自動車の運転者-性・年齢別 (12ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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