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残クレを利用して「月4万円」で「ノア」に乗っていますが、友人から「残クレは追加費用がかかる」と言われて不安になりました。余計にお金がかかることもあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月13日 2時20分

残クレを利用して「月4万円」で「ノア」に乗っていますが、友人から「残クレは追加費用がかかる」と言われて不安になりました。余計にお金がかかることもあるのでしょうか?

日常生活で車に乗るにあたって、「残クレ(残価設定型クレジット)」を利用している人も多いでしょう。残クレを利用すれば、一般的にローンを組むよりも月々の支払いを抑えられます。ただ、「追加費用がかかる」と聞いて不安になってしまうことがあるかもしれません。   本記事では、残クレの仕組みと追加費用が発生するケースについて詳しく解説します。

そもそも残クレとは?

残クレとは、車を購入するときに「残価」を設定し、その残価を差し引いた金額を月々分割払いする方法です。全体の車両価格に対してローンを支払う通常のカーローンよりも、毎月の支払額を低く抑えることができます。契約が終了するときには、車を返却してもいいですし、残価を支払って利用していた車を購入することも可能です。
 
月々の支払いを抑えたい人や、少ない負担でハイクラスの車に乗りたい人は、メリットを感じるでしょう。
 
次の条件でトヨタ「ノア」を残クレで契約した場合の、月々の返済額を試算します。

●グレード:X 2WD
●車両本体価格:税込267万円
●支払い回数:48回(4年ローン)
●金利:5%
●頭金、ボーナス払い:なし
●最終支払い割合:48%

この場合、月々の返済額は約4万円になります。通常のローンだと月々約6万円の支払いになるため、残クレはお得な制度だといえるかもしれません。
 

残クレで追加費用がかかるケースとは?

月々の支払いを安くできる残クレですが、実際には追加費用が発生することもあります。例えば次のような場合です。
 

走行距離制限を超えた場合

残クレ契約では、年間または月間の走行距離に制限が設けられています。契約で決めた走行距離を超えると、追加費用が発生します。日常的に長距離を走る人は注意しましょう。
 

車両に傷がある場合

車を返却する際、外装や内装に傷やへこみがあると、追加費用がかかることがあります。これは車の価値が下がったと判断されるためです。返却時にその下がった分の差額を請求され、最終的に多額の支払いが発生するケースもあります。
 

残クレで追加費用を避けるには?

残クレを利用する際は、契約の細かいルールや追加費用について事前に確認しておくことが大切です。契約内容は会社によって異なりますが、「車を改造できない」「走行距離に制限がある」など、一般のカーローンとは違う制約があることが多い傾向にあります。
 
契約後は、こうした条件を守り運転しましょう。例えば、走行距離の制限を超えないように意識したり、事故で車を損傷しないよう安全運転を心掛けたりする必要があります。たばこやペットの臭いなどにも注意しなければなりません。
 

残クレに不安がある場合は相談を

「月々のローン負担を抑えられる」「支払額を抑えてハイクラスな車に乗れる」という理由で残クレを利用したものの、残クレについて不安があるという人もいるかもしれません。
 
契約先のディーラーや販売店に相談し、追加費用が発生する場合などについて細かく確認してみると良いでしょう。残クレにはメリットがありますが、追加費用がかかり総額では安く済まないこともあります。実際の契約内容をしっかり把握して、自分の状況に合った選択をしたいものですね。
 

出典

トヨタ自動車株式会社 トヨタ ノア 価格・グレード
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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