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最近「カフェ」でリモートワークすることがあるのですが、カフェ側からすると“メリット”になりますか? 1人で「1000円」ほど使っていれば問題ないでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月14日 4時40分

最近「カフェ」でリモートワークすることがあるのですが、カフェ側からすると“メリット”になりますか? 1人で「1000円」ほど使っていれば問題ないでしょうか?

最近は働き方が大きく変わったことも影響して、カフェで勉強やリモートワークをする人が増えています。自宅で勉強や仕事をするよりも集中できたり、飲み物や食べ物を注文できたりとさまざまなメリットがあります。   しかし、朝から晩まで一人がカフェを利用することは、カフェ側からすると利益が得られないなら運営にも影響が出るかもしれません。   本記事では、カフェ側の経営的なメリットについて解説するので、気になる人は参考にしてみてください。

一人1000円でカフェ側に利益は出る?

カフェでは、ドリンクを注文して少しの時間休憩する人、家族や友人との待ち合わせ時間までの時間つぶしをする人など、その利用目的はさまざまです。近年では勉強やリモートワークをする人も増えており、中には朝から晩まで利用するケースもあります。
 
しかし、カフェ側からすると、一人1000円で一日中滞在されるのは、利益面から見るとかなり効率が悪いといえます。カフェの席数や従業員数などでも変わりますが、それでも一人1000円の売上では回転率に対しての利益はかなり少ないといえるでしょう。
 
カフェでは、一日で多くの人が利用する回転率が重要なポイントとなります。例えば、一人1000円の売上の場合、回転率が高くて50人が利用するなら売上は1000円×50人=5万円で、回転率が低くて20人が利用すると1000円×20人=2万円になります。
 
カフェ側が利益を出すには一人当たりの客単価を高めるか、回転率を高めて利用者数を増やすかが大切です。一人の客が朝から晩まで1000円で居座る場合、利益を出すための条件には当てはまらないといえます。
 
人件費や家賃、水道光熱費などの各種経費を含めて考えると、利益はほとんどないどころか赤字になるかもしれません。仮に朝から晩まで勉強やリモートワークでカフェを利用する場合は、ドリンクやフードを追加注文することがマナーとして大切です。
 

最近では利用時間制限が設定されているカフェもある

カフェでは、ドリンクやフードなどを注文して勉強やリモートワークをする人を、黙認しているケースが多いです。しかし、朝から晩まで居座られると利益面ではデメリットが大きいため、最近では利用時間の制限を設定するカフェも増えています。
 
個人経営のカフェだけでなく、チェーン店のカフェでも時間制限するケースがありますが、混雑時には1時間半から2時間程度で声を掛けられることが多いようです。具体的な時間設定や利用条件などは、それぞれで違うため、勉強やリモートワークで利用する際には確認しましょう。
 
利用時間が設定されていなくても、混雑具合を見て自分から退席して多くの人が快適に使えるような配慮も重要です。
 

カフェ以外の選択肢も視野に入れる

勉強やリモートワークをしたいなら、カフェ以外の選択肢も視野に入れて考えてみましょう。例えば、コワーキングスペースやシェアオフィスでは朝から晩まで利用して、1000円前後の利用料のケースもあります。
 
単純に自宅以外の場所で勉強やリモートワークをしたい場合、このように各種作業に特化した施設を利用するのもおすすめです。ほかにも、ネットカフェはインターネット環境が整っており、フリードリンクもあるので一日中作業しやすい環境といえます。
 
どうしてもカフェにこだわりたい場合、コワーキングスペースが併設されている店を選びましょう。例えば、コメダ珈琲店では、「ミーツ国分寺店」などにはコワーキングスペースが用意されています。
 

まとめ

カフェは、落ち着いた雰囲気の中で勉強やリモートワークができますが、カフェ側からすると赤字の原因になるかもしれません。そのため、長時間利用するならドリンクやフードを追加注文して、ある程度の金額を使うことがポイントです。
 
また、カフェ以外にもコワーキングスペースやシェアオフィスの利用も視野に入れて見てください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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