今年のお正月休みも空き巣の被害が多発!「ハワイなう」は要注意!
ファイナンシャルフィールド / 2019年1月17日 10時0分
1月も半分以上が過ぎ、楽しかったお正月休みはもう昔の話に。みなさん、すっかり通常運転に入られたころではないでしょうか?そんなお正月休みですが、残念なニュースも飛び込んできています。それは、長期休暇中の空き巣被害。 今年は10連休も予定されています。「空き巣はウチには関係ない」と油断せず、ホームセキュリティ・防犯対策のALSOK(綜合警備保障株式会社)が発表した「空き巣被害に関する意識調査」(※)をチェックして少し考えを改めてみませんか?
5人に1人は空き巣被害を経験・見聞きしたことがあった!
【あなたの自宅もしくは近所の家が、空き巣に入られたことはありますか。】
1位:ない 82.3%
2位:1回ある 12.2%
3位:複数回ある 5.5%
「自宅もしくは近所の家が空き巣に入られたことがある」と回答した人は、なんと17.7%!およそ5人に1人が空き巣被害を経験・見聞きしたという結果になりました。自分には関係ないと思っていても、意外と身近で起こっているものなのですね。
【あなたの自宅もしくは近所の家が、空き巣に入られた後、あなたは転居したり空き巣対策をしたりしましたか。】
・対策をした 52.8%
・特に何も対策をしていない 47.2%
やはり空き巣被害にあったり近所で空き巣被害が発生したりすると、「ウチも危ないかも……」と対策をする人が半数以上になるようです。具体的にどのような対策がなされているのでしょうか?
【具体的な対策内容は。】
1位:鍵を交換した 21.7%
1位:鍵の数を増やした 21.7%
3位:転居した 15.1%
4位:防犯ガラスに変更した 11.3%
5位:防犯カメラを設置した 10.4%
一度空き巣に侵入された家は、「ココは入りやすい」と目をつけられてしまいます。はっきりわかる対策を施すことで、「あれ?こないだ入ったときと様子が違う」「鍵が変わっている」「防犯カメラがついているな……」など、同一犯に思わせられるようにしたほうがいいということですね。
近隣で空き巣被害が発生した場合は、地域の家すべてが品定めされているといっても過言ではありません。まずは気軽に取り付けやすい防犯カメラなどから始め、改めて自分の家の空き巣対策を見直したほうが安心といえそうです。
扉や窓の施錠以外の空き巣対策をしている家は4割以下
【扉や窓の施錠をするのはもちろんですが、そのほかに空き巣に入られないための備えをしていますか。】
・特に何も対策していない 62.1%
・対策している 37.9%
扉や窓の施錠は基本中の基本と言えますが、それ以外の対策を行っている家は4割以下という結果に。では、施錠以外の対策としてどのようなものがあるのでしょうか。
【具体的な対策内容は。】
1位:玄関扉、勝手口の扉の鍵を二重にする 64.9%
2位:窓ガラスに補助錠をつける 31.5%
3位:窓ガラスを強化ガラスにしたり、防犯フィルムを貼る 22.0%
3位:庭に砂利を敷いたり、歩くと大きな音が出る防犯砂利に変更する 22.0%
5位:防犯カメラを設置する 19.7%
先ほどチェックした、実際に空き巣被害を経験・見聞きした人たちの対策と一部かぶる部分がありますね。やはりまず扉の鍵を二重にすることで「入るのが面倒くさいな」と空き巣側に思わせることが大切と言えそうです。
また、鍵に彫られた「鍵番号」さえわかれば簡単に複製されてしまうとのことで、キーカバーをつけたりキーケースに入れたりなど工夫することでさらなる対策ができそうです。
キャッシュレス化で自宅にお金を置いている家も少なくなっている?
現在、日本はクレジットカードや電子マネー、モバイルウォレットなどの普及によりキャッシュレス化が進んでいます。
空き巣といえば家に置いてある現金や貴金属を盗むイメージが強いですが、一般的に自宅に置く現金もキャッシュレス化にともない減っているのでしょうか?
【5年前と比べて、ご自宅に置いてある現金/お財布に入れている現金は、増えましたか/減りましたか。】
<自宅>
・増えた 9.7%
・変わらない 75.2%
・減った 15.2%
<財布>
・増えた 9.7%
・変わらない 70.3%
・減った 20.0%
自宅、財布ともに「増えた」と回答している人よりも「減った」と回答している人のほうが多いという結果に。やはりキャッシュレス化にともない、現金を自宅に置いたり持ち歩いたりしている人が減ってきているのかもしれません。
時代の流れにより、ひょっとしたら今後空き巣の動向も変わってくるのかもしれません。しかし、なんにせよ知らない人間が留守中に家に上がり込んでなにかを盗んでいくというのはイヤなもの。
特に連休で家を空けるとき、「旅行なう」などとSNSに投稿するのは危険です。「あ、いまこの家誰もいないんだ!」と空き巣にチャンスを与えてしまうからです。
楽しい旅行でSNSにアップしたい気持ちはわかりますが、帰ってきてからまとめて投稿するのが安心かもしれませんね。
※ALSOK(綜合警備保障株式会社)「空き巣被害に関する意識調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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