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2時間ごとに「ビタミン」を摂取する40代の友人がいます。ビタミン過剰摂取で逆に体調が悪くならないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月16日 3時50分

2時間ごとに「ビタミン」を摂取する40代の友人がいます。ビタミン過剰摂取で逆に体調が悪くならないのでしょうか?

日常生活での健康維持において、ビタミンの摂取は大切でしょう。意識的に摂取する必要はありますが、中には過剰に摂取してしまっている方もいるのではないでしょうか。   そこで、本記事ではビタミンの過剰摂取が引き起こす影響について解説します。

ビタミンについて

ビタミンにはいくつかの種類があることが知られていますが、例えばビタミンAは視覚や聴覚などの機能維持、成長の促進、皮膚や粘膜などの上皮組織の正常保持などに効果があるとされています。
 
ビタミンCはメラニンの生成を抑制して、肌のシミなどの肌トラブルを防ぐほか、抗酸化作用も期待できます。ビタミンによって身体に与える影響は違いますが、端的にいえば人間の健康維持には欠かせない成分です。
 
ビタミンAやビタミンCに限らず、さまざまなビタミンを効率よく摂取するためには、含有量が多い食品を知ると共に意識して食事に取り入れることが大切です。
 

ビタミンの過剰摂取による影響

内閣府 食品安全委員会では、ビタミンAの過剰摂取による影響について、「急性の中毒症状は、腹痛、悪心、嘔吐、めまい、過敏症などが出現した後、全身の皮膚落屑がみられます。
 
慢性の中毒症状では、全身の関節や骨の痛み、皮膚乾燥、脱毛、食欲不振、体重減少、肝脾腫、脳圧亢進による頭痛及びうっ血乳頭などを示す」と説明しています。
 
上記のような症状が現れたときに、原因がビタミンAの過剰摂取と結びつきにくいケースもあるため注意が必要です。また、ビタミンCを過剰摂取した場合には、以下のような症状が引き起こされる恐れがあります。


・下痢
・嘔吐
・食欲不振

ビタミンCは、一般的な食事からは過剰摂取の心配はないとされていますが、サプリメントなどの補助食品による過剰摂取には上記のような懸念点があるため、注意が必要です。
 
サプリメントにはさまざまな種類のビタミンが含まれるマルチビタミンのほか、ビタミンCなど特定のビタミンのみが含まれる商品もあります。いずれにしても、規定量を超えて服用すればビタミンの過剰摂取につながるでしょう。
 

サプリメントの価格相場

バランスのいい食事で、適正量のビタミンを摂取することが理想的ですが、実際にはなかなかうまくいかないこともあるでしょう。日常の食生活では栄養バランスが偏りがちな場合、有効的な対策となるのがサプリメントの利用です。
 
昨今では数多くのメーカーがサプリメントを展開しており、含有成分はもちろん、価格帯もさまざまです。ビタミンを含むサプリメントの場合、1日1回で30回分、つまり1ヶ月分で7000円から8000円ほどする高価格帯の商品もある一方、100円ショップでは20日分のマルチビタミンが販売されています。
 
高価なサプリメントを利用すれば出費は大きくなりますが、安価な商品を選べば支出を抑えられるでしょう。状況次第では、食事で摂取するよりも手軽かつ低コストでビタミンを摂取できるかもしれません。
 

ビタミンの過剰摂取は悪影響が多い

ビタミンは人間が健康的に生活するうえで必要不可欠ですが、過剰に摂取してしまうと腹痛や嘔吐のほか、慢性的な身体の痛みや脱毛などの悪影響を及ぼしかねないことが分かりました。
 
食事でのビタミン摂取が難しい場合はサプリメントなどの利用が有効であり、商品によっては安価に入手できます。しかし、低コストで入手できるからと、過剰摂取につながるような規定量を超える服用は控えた方がいいでしょう。
 

出典

内閣府 食品安全委員会 ビタミンAの過剰摂取による影響
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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