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新幹線で予約した「特大荷物スペースつき座席」を利用していると、大きな楽器を持った人に席の交換を頼まれました。スーツケースがあったため断ったのですが、何かよい方法はあったのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月16日 23時0分

新幹線で予約した「特大荷物スペースつき座席」を利用していると、大きな楽器を持った人に席の交換を頼まれました。スーツケースがあったため断ったのですが、何かよい方法はあったのでしょうか?

新幹線には、大きな荷物を持ち込む人のために特大荷物スペースつき座席が用意されています。実際に利用したことがある人もいるかもしれませんが、座っている際に席の交換を依頼されるケースもあるようです。   自身も荷物を持っていて席の交換を断ることになった場合、なにかいい方法があるのでしょうか。   この記事では特大荷物スペースつき座席の概要や料金、予約方法をまとめました。席の交換に関する内容もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

特大荷物スペースつき座席とは?

特大荷物スペースつき座席とは、一部指定席車両の最後部座席のことです。荷物置きのスペースは最後部座席の後ろに確保されており、利用可能なサイズの荷物であれば、問題なく対象のスペースを利用して車内に持ち込めます。
 
なお、新幹線の車内へは、3辺合計で160センチメートル以下の荷物までしか持ち込めません。160センチメートルを超える荷物については、特大荷物スペースがついている座席の事前予約が必要とされています。
 
ただし、160センチメートルを超えている場合も、以下に該当するものであれば、予約をせずに持ち込んでも問題はありません。


・スポーツ用品(専用の袋やケースへの収納が必要)
・楽器
・車いす
・ベビーカー

上記に該当しない160センチメートルを超えるものを新幹線の車内へ持ち込みたい場合は、特大荷物スペースの事前予約を忘れないようにしましょう。
 

特大荷物スペースつき座席の料金や予約方法

特大荷物スペースつき座席の料金は、普通車指定席またはグリーン車指定席の値段と変わりません。そのため、特大荷物を持ち込むとあらかじめ分かっているのであれば、該当の席を予約しておくといいでしょう。
 
なお、事前予約せず特大荷物を持ち込んだ場合は、1000円程度の持ち込み手数料が加算されるため、注意が必要です。
 
特大荷物スペースつき座席は、ネット予約はもちろん駅の券売機でも購入できます。ネット予約、券売機での購入ともに、座席指定の箇所で特大荷物スペースつき座席を選べるようなので、忘れずに選択しましょう。
 

購入した座席は交換しても問題ない?

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)によると、購入した座席の変更は、使用開始前に限り1回までであれば問題ないとされています(定期券及びおトクなきっぷは除く)。
 
例えば同行者が増えたことで座席移動を希望する場合や、普通車からグリーン車への移動などがあげられるでしょう。ただし、これはあくまでも自分自身が購入した券を交換する行為です。
 
他人との交換については明確にされていませんでしたが、すでに発車している場合、定められている規則に違反する可能性が高いと考えられます。
 
今回のケースでは自分も特大荷物に該当するスーツケースを持ち合わせていることから、座席を譲ってしまうと別のトラブルにつながる可能性があるでしょう。
 

特大荷物スペースつき座席は十分な座席数が確保されているため、変わる必要はないと考えられる

新幹線の車内には、特大荷物スペースつき座席が用意されています。自身がスーツケースやそのほかの大きな荷物を所有している場合は、頼まれたからといって変わる必要はないといえるでしょう。
 
もし座席に空きがありそうなのであれば、該当の席に変更できないか車掌に確認するよう頼んできた相手に伝えるといいかもしれません。ただし、発車後の座席変更はできないとされているため、判断は車掌に委ねられることを理解しておきましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社 きっぷあれこれ きっぷの変更
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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