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お賽銭で5円玉を投げたら「500円玉の方が縁起がよい」と友人に言われました。お賽銭の金額に正解ってあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月17日 23時0分

お賽銭で5円玉を投げたら「500円玉の方が縁起がよい」と友人に言われました。お賽銭の金額に正解ってあるのでしょうか?

神社やお寺に参拝するときのおさい銭の金額でよく選ばれるのは、語呂合わせで縁起がいいとされている5円です。   しかし、実はおさい銭の金額には意味があります。縁起のいい金額や硬貨、選ぶべきでないと考えられている金額・硬貨があるようです。また、意識していない人もいるかもしれませんが、おさい銭には正しい入れ方の手順があります。   今回は、おさい銭の金額や意味、入れ方の手順について紹介します。おさい銭について知りたい方は参考にしてください。

おさい銭の意味

おさい銭には、大きく2つの意味があると言われています。


・神様に対して感謝を伝える
・人についた穢れ(けがれ)をはらう

それぞれについて、簡単に紹介します。
 

神様に対して感謝を伝える

1年間の豊作に対する感謝の気持ちを、収穫物のお供えで示す風習がおさい銭の起源の一つといわれています。日本人は農耕民族であり、その年の収穫物は神様からの贈り物と考えられていました。
 
感謝の気持ちを伝え、翌年以降の安定した収穫を願い、対価として収穫物をささげていました。その後、金銭が収穫物の代替物と考えられるようになり、現在のおさい銭となっているようです。
 

人についた穢れをはらう

おさい銭には、自分についた穢れをはらう意味もあります。金銭には人の情や穢れが乗り移るとされ、そのような金銭を神様に納め、はらい清めてもらう昔からの風習です。
 

縁起のいい金額・硬貨

おさい銭の金額に明確な決まりはありませんが、語呂合わせなどで意味を持たせる方がほとんどです。その中でも特に多いのは、「ご縁」にかけた5円です。
 
「福来い(2951円)」「よい福(4129円)」などの縁起のいい言葉のほか、家庭円満を願い割り切れない奇数の金額も選ばれます。また、あまり多くはありませんが、新札の1万円(円万=円満)などを選ぶ方もいます。
 

おさい銭に選ぶべきでないといわれている金額・硬貨

おさい銭で選ばれにくいのは、10円玉・500円玉です。理由としては、語呂合わせで10円玉は「遠縁になる」、500円玉は「これ以上の効果(硬貨)はない」といった意味があるとされているからです。また、ほかにも語呂合わせで縁起が悪いとされる金額もあり、例としては以下のようなものがあります。


・33円:散々な目にあう
・85円:やっぱりご縁がない

人気のある5円玉でも、組み合わせによっては縁起が悪くなる点に注意しましょう。そのほか、おさい銭は自分のお金を使うべきとされています。人から借りたお金でおさい銭を納めるのは望ましくないでしょう。
 

おさい銭の金額に正解はない|500円は語呂合わせで避けられやすい

おさい銭の金額には明確な基準は設けられていません。ただ、多く選ばれているのは語呂合わせなどで縁起がいいとされる金額です。
 
そのほか、割り切れない金額も縁起がいい金額として選ばれやすいです。10円玉は縁が遠くなる、500円玉はそれ以上の効果(硬貨)がないとされ選ばれにくくなっています。
 
おさい銭を入れるときに重要なのは金額ではなく、気持ちです。敬意を持ち、願いを込めておさい銭を納めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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