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「節約のため」とトイレの便座の「保温機能」をこまめに切ってしまう妻……そんなに電気代がかかるものなのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月18日 2時10分

「節約のため」とトイレの便座の「保温機能」をこまめに切ってしまう妻……そんなに電気代がかかるものなのでしょうか?

電気代を節約するために、こまめな電源オンオフを意識している方もいるのではないでしょうか。しかし、家電によっては、頻繁にオンオフをすることでかえって電気代が高くなるケースがあるため、注意が必要です。   本記事では、トイレの便座保温機能にかかる電気代や節電するのに効果的な方法を解説します。その他の家電も含めた節電の見直し方法も紹介するため、家計見直しの参考にしてください。

トイレの便座保温機能の電気代は?

トイレの便座保温機能で必要になる電気代は、メーカーや製品によって異なります。
 
電気代の目安として、あるメーカーの商品を例にして電気代を割り出してみましょう。メーカーカタログによれば、使用していない間の消費電力量も含めると年間約60キロワットアワー、タイマー節電を使用しないと72キロワットアワー程度必要になります。
 
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、現在の電気代の目安単価は1キロワットアワーあたり31円(税込み)とされているため、これを基に計算すると、1ヶ月あたりの電気料金は約155円となり、年間では約1860円必要になることが分かります。
 

こまめに保温機能を切ると節約になるのか

トイレの便座保温機能を使うと、1ヶ月に約155円がかかると考えられます。しかし、使うときにのみ保温機能をオンにすれば、その分電気代を節約できることになるでしょう。例えば、一度の使用時間を3分と仮定すると、1日の使用回数が5回の場合には、合計で15分の使用で済むことになります。
 
これらを単純計算すれば、トイレを使うときだけ保温機能を使用することで1ヶ月にかかる電気代を約2円に抑えられることになるでしょう。
 
しかし、トイレの便座保温機能を使用するたびにつけると、便座が温まるまで時間がかかります。温かい便座によってトイレを快適に使用するという本来の目的が果たせない可能性があります。そのため、トイレを快適かつお得に使うためには、別の方法を取り入れた方がよさそうです。
 

トイレのおすすめ節電術

経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2023年版」を参考に、トイレの電気代を抑えるのにおすすめの方法を紹介します。
 

使用しないときはフタを閉めておく

便座のフタを開けっ放しにしておくと、放熱するため、温度を保つために必要以上の電気を使うことになります。使わないときにフタをしておくと、開けっ放しにした場合と比較して、年間で34.90キロワットアワーの省エネになり、約940円の節約にもつながるとされています。
 

便座の設定温度は低めにする

暖房便座の温度を低くするのも電気代の節約に効果的です。便座の設定温度を「中」から「弱」へ1段階下げて使用すると、年間で26.40キロワットアワーの省エネになり、約710円の節約になるとされています。また、夏場に便座を温かくする必要がない場合は、オフにしておくとよいでしょう。
 

洗浄水温度は低めで使用する

便座に関する節約ではありませんが、トイレの電気代を節約する方法のひとつとして、洗浄水温度を低くするのもおすすめです。便座温度の設定と同じく、1段階下げて使用すれば、年間で13.80キロワットアワーの省エネになり、約370円の節約になるとされています。
 

家電の電気代節約で検討すると良いのは「買い替え」

トイレの便座は日々進化しており、さまざまな機能が搭載されています。節電機能が導入されているものも多く、設定温度を自動的にコントロールしてくれたり、タイマーで毎日決められた時間に電源オフになったりと便利な機能が豊富です。
 
そのため、何年も前から同じトイレの便座を使用している場合は、新しいものに買い替えることで節約につながる場合もあります。
 
また、トイレの便座に限らず冷蔵庫やエアコン、テレビ、電子レンジなど多くの家電に関しても同様のことがいえます。これらの家電は、機能の進化により節電効果が向上しているケースがあるため、日常の細かな節約だけでなく、最新の製品に買い替えることでさらなる節電が可能となるかもしれません。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2023年版 省エネ家電の上手な使い方・選び方「電気便座」(147ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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