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【実録】J:COMを受信しているけど、NHK受信契約で「衛星料金」を払う必要はある? 筆者の体験をもとに解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月18日 4時30分

【実録】J:COMを受信しているけど、NHK受信契約で「衛星料金」を払う必要はある? 筆者の体験をもとに解説

テレビが好きで、もしくはインターネットやほかのサービスが目的でJ:COM(ジェイコム)の契約をしている人もいることでしょう。J:COMでは地上波放送・衛星放送どちらも見ることができますが、NHK受信契約ではどのような扱いになるのでしょうか。このたびJ:COMを導入した筆者の体験を基に解説します。

ケーブルテレビを契約するとNHK受信契約は「衛星放送」扱いになる

J:COM(ジェイコム)とは、JCOM株式会社が提供するケーブルテレビ(CATV)です。ケーブルテレビとは有線テレビジョン放送のことで、契約するとパラボラアンテナを設置することなく放送衛星(BS)、通信衛星(CS)による放送の視聴が可能になります。
 
図表1

図表1

筆者作成
 
図表1のとおり、ケーブルテレビを契約すると、1つのテレビに「地上波放送」と「ケーブルによる地上波放送」が混在することになります。地上波放送も衛星放送も同じケーブルを通して視聴するので、「この家庭では衛星放送を受信している」という扱いになるのです。
 
図表2
図表2

NHK受信料の窓口 受信料のご案内
 
図表2のとおり、NHKの受信料契約には「衛星契約」「地上契約」の2種類があります。衛星契約のほうが受信料は高く、12ヶ月前払いの場合9489円の差があるのです。ケーブルテレビでは衛星放送を視聴できるので、今まで地上波契約にしていた人は契約を変更する必要があります。
 

NHK受信契約で「衛星料金」を払わずに済む方法

ケーブルテレビを契約しながらNHKの受信料を「地上契約」のままにする方法はあるのでしょうか? 筆者はインターネット(Wi-Fi)が目的でJ:COMに契約したので、ケーブルテレビの衛星放送はほとんど視聴しません。地上波放送も、たまに見る程度です。「地上波放送しか見ないので、地上契約のままにできますか?」とNHKに問い合わせてみましたが、「衛星契約にしてください」という回答でした。
 
次に、J:COMに「衛星放送をなくして、地上波放送だけ見られるように変更できますか?」と問い合わせてみましたが、ケーブルテレビは衛星放送も地上波放送も一体なので、どちらかだけやめるということはできず、ケーブルテレビの契約を解除することになりました。

【J:COMのサービス】

・ケーブルテレビ
 
・インターネット
 
・固定電話
 
・電気

結果、NHK受信契約で「衛星料金」を払わないためにケーブルテレビを諦めたことになります。筆者が入居している集合住宅は「J:COM In My Room」というサービス名でJ:COMと提携しており、J:COMのインターネット(Wi-Fiルーター)が無料で使用できます。
 
ケーブルテレビも無料で見られるはずだったのですが、NHK受信契約の変更をしたくないので、一度設置してもらったケーブルテレビ受信機器を撤去し、Wi-Fiルーターだけ残してもらうことになりました。
 

スマホで見るケーブルテレビもNHK衛星契約が必要

J:COMに限らず、ケーブルテレビを視聴する場合、地上契約から衛星契約への変更が必要です。NHK受信料の窓口(公式サイト)では、「ケーブルテレビの契約とは別に、NHKの放送受信契約をお願いしています」と明記されています。
 
これはテレビだけの話ではなく、スマホのアプリやほかの機器で視聴する場合も同様です。テレビ・スマホ・パソコン・タブレットいずれの機器でも「地上波放送」「衛星放送」「ケーブルテレビ視聴」「動画視聴」「オンデマンド視聴」とさまざまな番組が視聴できます。家の機器でどんな契約がされているのか、よく確認してNHK受信料の支払いをしましょう。
 

出典

JCOM株式会社 公式サイト
日本放送協会 NHK受信料の窓口 受信料のご案内
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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