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ディーラーで「ヴォクシー」の商談をしています。15万円のコーティングを提案されているのですが、必要でしょうか? カー用品店で「1万円」も出せばコーティング剤は買えると思うのですが、それだけの“メリット”はあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月19日 4時20分

ディーラーで「ヴォクシー」の商談をしています。15万円のコーティングを提案されているのですが、必要でしょうか? カー用品店で「1万円」も出せばコーティング剤は買えると思うのですが、それだけの“メリット”はあるのでしょうか?

新車に限らず、中古車でもディーラーでの商談において「オプション」を提案されることが多々あります。その中でも高額な部類になるコーティングに、さほど費用対効果を感じられないという人もいるかと思います。   今回のケースでは、商談時に15万円のコーティングを勧められて悩んでいるとのこと。本記事では新車ディーラー勤務の経験がある筆者が、ディーラーでのコーティングとDIYでするコーティングの違い、商談時のアドバイスをつづります。

ディーラーのコーティングはなぜ高い?

知っている人も多いかと思いますが、コーティングにかかる費用の大半は工賃です。コーティングの種類にもよりますが、工賃が全体の半分以上を占めているものもあるほどです。
 
特にディーラーコーティングの場合、店舗のメカニックが施工するにしても外注するにしても高額な工賃を支払うことになるため、おのずとコーティング施工にかかる費用は高くなります。
 

ディーラーコーティングとカー用品店で買うコーティングの違い

カー用品店に行くと、数千円から1万円台でコーティング剤を買うことができますよね。しかも1つ買うと1回で使い切れない量の液剤が入っています。このコーティング剤を買えば、コスパが良いと感じられるでしょう。
 
しかし、ディーラーやお店でコーティングをしてもらうのと、カー用品店のコーティング剤を使うのとでは大きな違いがあります。それは“持続性”です。ディーラーなどで施工するコーティングの多くは5年保証をうたっており、車の保管状況などにも左右されますが、おおむね長期間、効果が持続します。
 
一方で、カー用品店で売られているコーティング剤は最長でも6ヶ月間くらいしか持続しません。もちろんディーラーでのコーティングはかけたら終わりではなく、こまめなメンテナンスが必要ですが、毎回のようにコーティングを施工しなくても効果が持続します。
 
こまめに車を洗ってコーティングをかける余裕があるのであればDIY施工でも問題ありませんが、日々の生活が忙しく車のメンテナンスに時間が割けないというのであれば、ディーラーでコーティングしてもらったほうが状態を維持できるでしょう。
 

車購入時にコーティングを施工することのメリット

もし車を買うと同時にコーティングを施工してもらう場合、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。3つの観点から解説します。
 

買った時から車がキレイな状態になる

新車であれば最初からキレイな状態ですから、コーティングをしなくてもあまり気にならないかもしれません。ただ、中古車の場合は多少は外装にダメージがあるでしょう。
 
コーティングしておけば「磨き」などの工程も入るため、購入時から外装のコンディションが良い状態で車が手元に届きます。数十万円から数百万円の買い物ですから、できるだけキレイな状態で手元に届いてほしいと思うでしょう。ディーラーでのコーティングであれば、理想に近づきます。
 

自分自身が手間にならない

車が納車された直後に自分でコーティングをかければキレイな状態を維持できることでしょう。ですが今回のようにヴォクシーを買った場合、コーティングに数時間かかります。
 
その時間が苦にならないのであれば自分自身で施工するのが良いとは思いますが、せっかく買った車ですから、すぐにお出掛けしたくなるもの。その手間を節約するためにはディーラーコーティングは1つの選択肢です。
 

値引き交渉の材料として活用できる

冒頭でもお伝えした通り、ディーラーでのコーティングにかかる費用の半分以上は工賃が占める場合が多いです。
 
率直にいえば、ディーラーの利益に直結する部分です。これを商談時の値引きの材料として活用するのも1つの方法です。購入した後に同じコーティングをかけた場合は15万円かかったとしても、車の購入とセットであれば実質的に15万円よりも安くコーティングを施すことができます。
 
購入後にコーティングをかけるのであれば、購入と同時に実質価格を抑えて施工してもらったほうがお得と言えるでしょう。
 

予算に応じて最適なコーティングを選択しよう

車購入時には高価なお金が動くため、15万円のコーティングを安く感じてしまうこともあります。
 
最終的にコーティングをかけるかどうかは予算によって決まりますから、無理のない購入プランで車を買い、コーティングを施すのも良いでしょう。
 
執筆者:宇野源一
AFP

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