余ったおかずはラップして冷蔵庫に入れるより「タッパー」に移し替えたほうが方が節約できる?ラップとタッパーの節約効果を比較
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月20日 3時0分
食べきれなかったおかずは、ラップでふたをしたり、あるいは直接包んだりして冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存する人も多いでしょう。ラップで包むほかに、タッパーを使用した保存方法もあります。 基本的に、ラップは使い捨てであり、タッパーは洗って繰り返し使えます。今回は、この2つについて比較し、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのか、どちらがより節約できるのかについて考えてみました。
ラップとタッパー、それぞれのメリットとデメリット
ラップは、手軽かつ便利であり、食品を直接包めるため、保存容器を別に用意しなくてもよい点がメリットです。におい移りや、乾燥、湿気を避けられ、食品を長持ちさせることも可能です。
ラップは、さまざまな幅や長さの商品が販売されており、用途に合わせて選べるのも利点です。電子レンジにかけるときに使うと、水分が飛んだり、食品が飛び散ったりするのを防げます。
しかし、ラップは一時的な保存用であり、長期間の保存には向いていません。そのため、時間がたつにつれて、食品の風味が失われることがあるでしょう。また、ラップは空気を完全に遮断できるわけではなく、水分が逃げることもあるため、食品が乾燥してしまう可能性もゼロではありません。
一方、タッパーは、ラップよりも密閉性の高い容器であるため、食品の風味を保つのに役立ちます。また、洗って乾かせば繰り返し使用できるため、環境への負荷が少ないうえに、節約にもつながるでしょう。
タッパーには、さまざまな形状やサイズがあるため、汁物や煮物など保存する食品に合わせて選べます。しかし、タッパーは洗ったり乾燥させたりする手間がかかり、保管するための収納スペースも確保しなければなりません。プラスチック製タッパーの場合、洗っても油汚れが落ちにくいというデメリットがあります。
ラップとタッパーの節約効果を比較
ラップは、22センチ×50メートルサイズで、350円前後から購入できる商品があります。使用する頻度や使用量にもよりますが、1ヶ月に1箱使用するものと仮定します。ラップは原則として使い捨て製品であるため、繰り返し使えるタッパーに比べると、ランニングコストが高くなりやすいといえるでしょう。
一方タッパーは、メーカーや大きさ、素材によって価格はさまざまですが、ここでは1つ200円としました。また、タッパーは素材や使用条件によって耐久性が異なりますが、一般的には数十回から数百回の使用が可能であると考えられます。
ラップを1年に12箱使うと仮定した場合、年間コストは約4200円です。1つ200円のタッパーを3つ購入して繰り返し使うと、タッパーの年間コストは600円となり、ラップ2ヶ月分よりも少ない費用で済む計算となります(洗うための洗剤や水道費は考慮しない)。
比較すると、タッパーで保存する方が節約効果ありといえるでしょう。タッパーは繰り返し使えるため、ランニングコストが低く、環境への負荷も少なめです。また、タッパーにはふたがあるため、ラップよりも食品の保存性が高くなります。
節約効果を高めるタッパーの選び方
プラスチック製のタッパーは高温に弱く、また、紫外線にさらされると劣化が早まる可能性があります。一方、シリコン素材の場合は柔軟性があり耐久性も高いため、長期間にわたって繰り返し使用可能です。
タッパーは、素材や使用条件によって、繰り返し使用できる回数が異なるものの、適切に管理すれば長期間使い続けられます。耐久性や使用環境に応じて、適切な商品を選ぶ必要があるでしょう。
タッパーの中には耐久性を考慮し、一般的なタッパーよりも丈夫で、長い間使えるように設計された商品もあります。安価なタッパーに比べると価格は高めになりますが、より長く使いたい場合は、こうした商品を購入するとよいかもしれません。
また、保存する食品の量に合わせて、適切なサイズのタッパーを選ぶことも大切です。大きすぎるタッパーを使用すると、冷蔵庫や冷凍庫の場所を取ってしまい、ほかの食品が入るスペースを狭めてしまう可能性があります。
繰り返し使えるタッパーは節約に効果的だが、注意点もある
ラップとタッパーのどちらが節約に効果的かを比較した場合、タッパーの方が有効でしょう。タッパーは購入の際に初期費用がかかりますが、洗って繰り返し使えるため、使い捨てであるラップに比べランニングコストが低くなります。また、繰り返し使うことができるため、環境への負荷が少ない点もメリットです。
タッパーはラップに比べて密閉性があるため、食品の保存に優れており、湿気や乾燥、風味が落ちるのを防ぐ効果も高いといえます。ただし、タッパーは洗って乾燥させる手間がかかり、保管する場所も必要であるため、購入前に考慮する必要があるでしょう。
タッパーを効果的に活用し、上手に節約しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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