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20代会社員です。最近クレジットカードをよく使うのですが、同僚から「リボ払い」は避けたほうがいいよ、と言われました。「リボ払い」のデメリットはなんですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月24日 3時20分

20代会社員です。最近クレジットカードをよく使うのですが、同僚から「リボ払い」は避けたほうがいいよ、と言われました。「リボ払い」のデメリットはなんですか?

クレジットカードの支払方法には、「一括払い」「分割払い」「リボ払い」といった方法があります。それぞれの違いを理解して利用することが大切です。

クレジットカードの仕組み

カード発行会社加盟店で、商品を購入したり、食事をしたりしたときなどにクレジットカードを利用すると、カード発行会社が加盟店に立替払いしてくれるので、利用者は現金を支払うことなくモノやサービスを購入できます。
 
手元にお金がなくてもショッピング等ができるという便利な反面、借金をしていることと同じです。
 

クレジットカードの支払方法

クレジットカードの支払方法には、「一括払い」や「分割払い」「リボ払い」があります。
 
翌月一括払い、ボーナス一括払い、分割払い(2回)は手数料がかかりませんが、分割払い(3回以上)、リボ払いは手数料がかかります。リボ払い手数料の実質年率は、クレジットカードによって異なりますが、15.0%を設定しているカードが多いようです。基本は、手数料のかからない支払い方法を選んで利用しましょう。
 
「分割払い」や「リボ払い」は手数料がかかりますが、1回の支払額を抑えることができるというメリットがあります。両者は、複数回に分けて支払う点は同じですが、「分割払い」は、最初に支払回数や金額が決まるのに対して、「リボ払い」は、金額や支払回数にかかわらず、利用残高(元金)などに応じて毎月の支払額が決まる、という違いがあります。
 
「リボ払い」の支払額の決まり方は「残高スライド方式」と「定額方式」が代表的です。「定額方式」は、支払残高の大きさに関係なく毎月一定額を支払う方法です。「残高スライド方式」は支払残高の大きさに応じて毎月の支払額が段階的に増減する方法です。
 
リボ払いを利用するには、「利用時に選択する」「リボ払い専用カードで払う」「あとからリボ払いに変更する」などの方法があります。自動的にリボ払いになる「リボ払い専用カード」は、「意図せずリボ払いになってしまった」というケースもありトラブルに発展します。
 
カードを申し込む際は、支払方式が選べるのか、リボ払い専用なのか等の確認を忘れずにしましょう。
 

リボ払いのメリット・デメリット

「リボ払い」は、高額の商品を購入しても、月々の支払いを5000円など一定額(低額)に抑えることができるので、給与が低い人でも家計に負担をかけずに高額の商品を購入できるのがメリットです。また、月々の支払いを一定にできるので家計管理に役立ちます。
 
一方、支払いが長期化し高額の手数料がかさむ可能性があります。また、商品等購入のたびにリボ払い(定額方式)にすると、毎月の支払いは一定なので、借金残高が今いくらあるのか、返済はいつまで続くのかわからなくなり、借金が雪だるま式に増えるというデメリットがあります。「リボ払い」を多用することで多重債務に陥る人もいます。
 

まとめ

カードを申し込む際は、初期設定が「リボ払い」になっているカードもあるので、支払方法や規約をしっかり確認しましょう。高額な商品を購入する際、リボ払いは便利な支払方法ですが、家計管理のできない方は「リボ払い」は控えたほうがいいです。
 
「リボ払い」の利用明細には、先月までの利用残高、今月の利用額、支払い後の残高、手数料などが記載されていますので、必ず確認しましょう。リボ払いには「繰り上げ返済」の仕組みがあります。余裕がある月は、支払金額を増やして残高を減らしましょう。返済期間を短縮でき、手数料も節約できますので、ぜひ利用してください。
 

出典

一般社団法人 日本クレジット協会 ホームページ
 
執筆者:新美昌也
ファイナンシャル・プランナー

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