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単身なのに毎月の電気代は「1万円超え」です。「まさか盗電されているのでは?」との考えが頭をよぎりましたが、確認する方法はあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月25日 4時30分

単身なのに毎月の電気代は「1万円超え」です。「まさか盗電されているのでは?」との考えが頭をよぎりましたが、確認する方法はあるのでしょうか?

いつもより高額な電気代の請求がくると、その原因が何なのかを確認したくなるでしょう。あまりに高額だと盗電の被害を受けている可能性を考えることもあるかもしれません。   まずは、単身世帯における1ヶ月の電気代の平均を調べたうえで、どのくらい高い請求がきているのか確認してみた方がよいでしょう。   本記事では、盗電されていないかを調べる方法とともに、盗電以外に電気代が高い理由として考えられるものについてもご紹介します。

一人暮らしにおける1ヶ月の電気代の平均は?

総務省統計局の「2023年 家計調査(家計収支編)」によると、一人暮らし世帯における1ヶ月の電気代の平均は6726円ということです。電気代は季節によっても前後するため、2023年の1~3月期、4~6月期、7~9月期、10~12月期に分けたものを表1にまとめました。
 
表1

1ヶ月の電気代の平均
1~3月期 9340円
4~6月期 5486円
7~9月期 5842円
10~12月期 5833円

出典:総務省統計局「2023年 家計調査(家計収支編)」を基に筆者作成
 
1~3月期に電気代が高くなるのは、エアコンの設定温度を高めに設定する機会が増えることや、電気ストーブなどの使用頻度が高くなることなどが原因と考えられます。この時期であれば電気代の平均も高いため、1ヶ月1万円を超えていてもおかしくはないかもしれません。
 
そのほかの時期の平均はいずれも5000円台なので、この時期に電気代が1万円を超えているようであれば、何らかの理由があると考えた方がよいでしょう。1万円を超える程度であれば盗電の可能性は低いと考えられますが、念のため調べ方を確認しておくだけでも安心できるはずです。
 

盗電されていないか調べる方法

特に電気を多く使用したり家電を買い替えたりしていないにもかかわらず、普段より電気代が高くなっているようであれば、盗電されていないかチェックしておくと安心かもしれません。
 
盗電の手口として最も多いものは、マンションのベランダやガスメーター横など、屋外にあるコンセントから電気を盗まれる方法です。そのため、まずは屋外にあるコンセントをチェックして見たことのないコンセントがささっていないか確認しましょう。
 
特に見当たらないようであれば、家の全ての電気を一度切り、電源プラグも抜いた状態で電気メーターの円盤計が回っていないかチェックしてみてください。円盤計が回り続けていたら、盗電されている可能性があります。
 
また、1日中家にいる日があれば、1~2時間おきにメーターの数字を記録してみましょう。特定の時間帯や曜日だけ電気の使用量が高くなるようであれば、盗電被害に遭っているおそれがあります。
 

盗電以外に電気代が高い理由として考えられるものは?

盗電以外に電気代が高くなる理由として考えられるものに、漏電が挙げられます。漏電とは、電化製品や配線から電気が漏れることで、電化製品の劣化やコードの破損・家屋の劣化などによって起こる可能性があるでしょう。
 
電気代が高くなったこと以外にも、次のような症状があるときは漏電を疑った方がよいかもしれません。


・ブレーカーが落ちる
・電化製品を触るとピリピリとしびれる感じがする
・雨降りに停電することが多い

漏電を放置すると感電や火事が発生するリスクもあるため、できるだけ早く専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。
 

屋外のコンセントや電気メーターの円盤計をチェックすれば盗電の可能性を確認できる

一人暮らしにおける1ヶ月の電気代の平均は6726円ということなので、1万円を超えていても盗電被害を疑う必要はないかもしれません。しかし、身に覚えがないにもかかわらず、今までより電気代が高くなったときは、何らかの原因があるのではないかと心配になるはずです。
 
盗電されているかどうかは、屋外に設置されているコンセントや電気メーターの円盤計をチェックするだけでも確認できる場合があるため、試してみるとよいでしょう。同時に、漏電が起きていないかチェックしてみることもおすすめします。
 

出典

e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 統計表・グラフ表示 時間軸(年次)
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 統計表・グラフ表示 時間軸(四半期)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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