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「本の帯」は「捨てる」? それとも「残す」? 本を売る場合、「帯の有無」で「価格」はどれだけ変わる?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月26日 1時50分

「本の帯」は「捨てる」? それとも「残す」?  本を売る場合、「帯の有無」で「価格」はどれだけ変わる?

本の帯(カバー帯)は捨てる人と捨てない人がいますが、本を売る時に価格に影響するのでしょうか。今回は、帯を残しておきたい本の基準や帯の保管方法、そしてより高値で本を売却する方法を解説します。

本の帯は残しておこう

「本の帯」とは、キャッチコピーや本の魅力、推薦文などを載せて客の購買意欲を高めるための宣伝アイテムの1つです。本の表紙とデザインが一体化するなど、凝った帯も多くあるため、眺めるだけでも楽しめます。
 
帯はすぐに捨ててしまう人もいれば、必ず取っておく人もいるようです。帯は本を読んだり売ったりする際には基本的に捨てたとしても大丈夫ですが、なかには貴重な帯もあります。
 
販売から時間が経つと「ドラマ化決定」「100万冊突破」などベストセラー向けの宣伝帯に変わる傾向があるため、初版の帯は貴重だといわれています。
 
話題作などは帯だけで取引されることもあるため、本を売る予定がある場合には帯は本からはずして保管しておくとよいでしょう。
 

帯は売却時の価格に影響する?

中古本などの買い取り業者では、帯の有無というのは基本的には査定額に影響しないといわれています。ただし中には例外もあるため、まったく影響しないとはいいきれません。
 
個人でフリーマーケットアプリやコレクター向けの買い取り業者へ売る場合、帯の有無で金額に差がでる可能性があります。初版本だけの限定デザインの帯、本自体が古く帯付きで残っているものが少ない本など、コレクターやマニアにとって貴重性が高いケースもあるようです。
 
チェーン店などの大手買い取り業者で本を売却する場合には、帯を残しておく必要はあまりありません。
 
しかし、コレクター要素が高く、個人売却を予定している場合には、帯をきれいな状態で取っておくとより高値で売却できる可能性があります。
 

帯をきれいに保存しておく方法

最もシンプルで手間のかからない保存方法は、帯をはずすことなくつけっぱなしにすることです。ただし、帯がはずれたり破れたりしやすくなるため、気になる場合には、読むときにははずしておき、読み終わったら再びつけ直すとよいでしょう。
 
本の最後のページに挟む方法を取る方も多く、しおり代わりとしても使われているようです。しかし帯自体が固定されておらず、いつのまにか紛失してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
 
帯をはずさずにきれいに保存しておきたい場合には、ブックカバーをつけるとよいでしょう。
 
本が判別しやすいようブックカバーはつけたくはないけれど帯をきれいに保存したいという場合には、本の表紙カバーの内側に取りつけておく方法がおすすめです。帯を紛失することなくきれいな状態で保存できる可能性があります。
 

本の売却が高くなる条件

帯の有無以外にも付属品の有無で本の売却価格に大きく影響する可能性があります。
 
例えば「全巻がそろっている」「初版」「極美」「元パラ付き(元来ついていたセロファンやグラシン(パラフィン)紙)」「函(サック)付」「たとう(折り目をつけた和紙でつくった包み)付き」「外袋付」「初版限定のおまけ」などがあります。
 
また、本を売るタイミングも重要です。アニメ化やドラマ化、映画化されたタイミングは本の価格が高騰します。作品のファンも増えるため、帯つきはもとより、状態のよい本はより高値で売却できる可能性があります。
 

本を売却するときは帯をつけて売ろう

帯の有無は本の査定時には影響がほぼないとされていますが、場合によっては帯の有無で買い取り価格に差が出る可能性があるようです。特に初版本の場合には帯を残しておきましょう。
 
帯はそのままつけておくと傷みやすいため、傷まないように工夫して、高値売却を狙ってみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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