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夏場に酷使した「エアコン」から「黒い液体」が垂れてきました…。問題なく動いていますし「故障」ではありませんよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月29日 10時10分

夏場に酷使した「エアコン」から「黒い液体」が垂れてきました…。問題なく動いていますし「故障」ではありませんよね?

夏にエアコンは欠かせませんが、長い間使っていると不調を起こす可能性があります。その中でも多いのが、エアコンから水が垂れてくる現象です。場合によっては黒い液体が出てくることもあります。しかし、水が垂れている状態でも使用できることもあるため、そのままにしておく人もいるのではないでしょうか。   今回の記事では、エアコンから出てくる黒い液体の原因と対処法を解説します。

エアコンから水滴が垂れる原因

エアコンから水が垂れてくるのは主に3つの原因が考えられます。正常であれば水滴が落ちてくることはないため、何らかの原因があると考えてよいでしょう。どのような原因が考えられるのか具体的に解説します。
 

ドレンホース

エアコンの仕組みは、部屋内の温かい空気をエアコン内部で冷たい空気に変え、放出しています。温かい空気が冷やされることによって結露が発生するため、エアコン内部では常に水滴が出ています。エアコン内部で出た水滴は、室外機の近くにあるドレンホースから排出されているのです。
 
しかし、ドレンホースが詰まっていたり、内部に汚れが溜まっていたりすると外に水滴を排出しにくくなります。その結果、水滴がエアコン内にどんどん溜まってしまいエアコンから水が垂れてきてしまうのです。
 

フィルター

フィルターが汚れている場合でも水滴が出てくる可能性があります。原因はフィルター内にほこりが溜まり、結露が発生し排水しにくくなる可能性があるためです。
 

熱交換器

結露が多く発生する原因には、熱交換器が汚れているケースもあるようです。フィルター掃除は誰でもできますが、熱交換器は簡単に掃除ができないため業者にお願いする必要があります。フィルター掃除を行っているにも関わらず水が垂れてくる場合は、一度業者にみてもらうとよいでしょう。
 

黒い液体が出てくるのはなぜ?

エアコンから透明の水ではなく、黒い液体が出てくる原因として考えられるのは、カビやほこりです。内部フィルターにホコリが溜まっていると、ホコリが湿気を吸収していき最終的にはカビになります。
 
上記で解説したとおり、エアコン内に結露が発生すると、最終的に黒い液体として垂れてきてしまいます。掃除をしないとどんどんカビが繁殖していき、たくさんのカビが室内に放出されていることになるため、黒い液体が垂れてきたら早急に掃除しましょう。
 

エアコン掃除にかかる費用

エアコンを掃除する場合どのくらい費用がかかるのでしょうか。自分でする場合と業者に依頼する場合とを比較します。
 

自分で行う場合

自分で行う場合は、掃除道具を一式揃えなければなりません。使う道具はエアコン内部クリーナーや歯ブラシ、雑巾、スポンジなどです。エアコン内部クリーナーは商品によりますが、ネット通販であれば1本1500円程度で手に入ります。
 
そのほか掃除で使うものは100円ショップで揃うため、費用を抑えられる可能性があるでしょう。ただし、場所によっては自分でできない部分もあることに注意が必要です。
 

業者に依頼する場合

とある業者の場合、エアコン掃除の費用は1台1万5400円です。2台目以降や掃除する箇所によって値段は変化するようです。高く感じる方もいるかもしれませんが、プロの手によってカビや汚れを徹底的に除去してくれると考えられるため、安心でといえるでしょう。
 

掃除しても直らない場合

エアコンを掃除しても不調が続く場合は、買い替えを検討してもよいでしょう。エアコンの買い替えの目安は10年程度と言われています。どんなに掃除していても劣化は避けられません。また、古いエアコンは消費電力量も増えるため電気代も高くなる傾向があります。
 
エネデュースによると、新品購入時から5年後には20~30%、10年以上使い続けると50%以上の消費電力がかかるとされています。さらに古いエアコンだと部品の生産を終了していることもあるため、買い替えた方が安くなる場合もあります。
 

エアコンの掃除はこまめにしよう

エアコン掃除をせずにそのまま使い続けていると、劣化が進むだけでなく消費電力も多くなる可能性があります。長く放置すると業者に依頼する必要があり、その分修理費用がかかることもあるでしょう。
 
さらに、黒い液体はエアコン内部が汚れている証拠であり、人体にも影響を及ぼす可能性があるため危険です。エアコンを長く使えるよう掃除はこまめに行いましょう。
 

出典

株式会社エコテック 空調電力削減システムエネデュース 経年劣化と電気代
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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