「施錠せずに」買い物に出かける実母にビックリ!玄関の鍵をかけずに出かけるのは当たり前なのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月5日 10時0分
家の施錠をせずに外出することには安全上のリスクが伴うため、防犯の観点からもあまり好ましいとはいえません。しかし一部地域では、短時間の外出だけでなく、長時間の外出でも施錠をしないケースもあるようです。 そこで本記事では、施錠せずに外出することの是非についてと、空き巣の被害状況や、施錠の必要性について詳しく解説します。
施錠せずに出掛けたことがある人はどれくらいいるのか?
株式会社ライフ&テクノロジーズが行った防犯意識調査によると、短時間の外出で施錠しないまま外出した経験が「よくある」と回答した人は18.5%、「たまにある」と回答した人は28.4%でした。合わせて半数近くの人が、「鍵の施錠をしないまま外出したことがある」と回答しています。
施錠をしない理由の1位は「すぐに帰ってくるから」で83.5%、2位の「外部の人が入れないから」は16.9%、3位の「面倒だから」は16.5%でした。ゴミ出しや近所への買い物など、短時間の外出である場合は、施錠をしない人もいるようです。
施錠せずに外出するリスクとその背景
長時間の外出をする際に、施錠せずに出掛ける人もいるようです。しかし、大都市や治安面が心配な地域では、基本的な防犯対策として、多くの人が施錠を行っているといわれています。
一方、一部の地域では、近隣の住民同士が信頼関係を築いているため、施錠をしないで外出する習慣があるようです。本来、防犯対策は、居住地にかかわらず必要であるため、警察や自治体が住民に対して施錠の重要性を呼びかけています。
侵入犯罪被害の現状と施錠の必要性
侵入犯罪の種類には、次のようなものがあります。
・住宅などの建物に侵入して家人を脅し、金品を強奪する侵入強盗
・金品を盗む侵入窃盗や住居侵入(一般住宅をねらうものを空き巣という)
警察庁のデータによると、令和5年に発生した4万4228件の侵入窃盗のうち、およそ4割に当たる1万7469件が、住宅対象の侵入窃盗となっています。
なお、侵入窃盗の発生場所認知件数では、一戸建住宅が30.5%と最も多く、次いで一般事務所が9.7%、生活環境営業(パチンコ屋・ホテル・旅館・深夜飲食店など)の8.1%と続きます。侵入窃盗の手口として最も多いのは、空き巣です。
また、「無締り」を要因とした侵入窃盗が最も多く、施錠されていない住宅が狙われやすいようです。空き巣にとって、施錠されていない住宅は「入りやすい」と判断されるため、犯罪リスクが格段に高くなります。空き巣による被害を防ぐためには、ドアや窓を確実に施錠することが、最大の対策となるでしょう。
施錠以外にできる防犯対策
ここからは、施錠以外にできる防犯対策についてご紹介します。施錠以外に効果的な防犯対策は、以下の通りです。
・防犯性の高い建物部品を使う
・センサーライトや防犯カメラを設置する
施錠をしっかりしていても、ドア本体をこじ開けたり、ガラスを破ったりして侵入されるケースが発生しています。こうした手口を防ぐために、人為的破壊行為に耐えられる「防犯性の高い建物部品」を使用するといいでしょう。
防犯性の高い建物部品には、次のようなものがあります。価格と合わせてご紹介します。
錠:2000円~6万円程度
ガラス・サッシ:5万円~20万円程度
また、防犯対策がされている家であることをアピールし、空き巣に侵入をあきらめさせるには、センサーライトや防犯カメラの設置が効果的です。
玄関の鍵をかけずに外出する人は2割ほどいる|短時間の外出でも空き巣対策のために必ず施錠をしよう
株式会社ライフ&テクノロジーズが行ったアンケートによると、施錠をせずに出掛けたことが「よくある」という人は約18.5%、「たまにある」と回答した人は28.4%で、合わせると全体の半数近くになることが分かりました。
しかし、短時間の外出でも施錠をせずに出掛けると、思わぬ空き巣被害を招く可能性があります。「無締り」による侵入窃盗は多いようです。空き巣による被害を防ぐためにドアや窓の施錠をすることは、有効な対策といえるでしょう。
たとえ数分の短い外出であっても、必ず施錠することを心がけ、日頃から防犯意識を持って生活することが大切です。
出典
株式会社ライフ&テクノロジーズ 防犯意識調査【PRTIMES】
警視庁 侵入犯罪の脅威 侵入犯罪とは
警視庁 手口で見る侵入犯罪の脅威
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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