「まだ使える」と半年に1回しか歯ブラシを交換しない夫。私は1ヶ月おきに変えているのですが、衛生上問題ないのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月7日 10時0分
歯ブラシは人によって交換時期が異なり、早い方で数週間~1ヶ月、遅い場合は半年ほど使い続ける方もいます。 しかし、歯ブラシは汚れや細菌に直接触れるため、同じものを使い続けて衛生的に問題ないか不安な方もいるでしょう。実際、推奨期間を超過した歯ブラシを使用した場合、虫歯や歯周病などのリスクが高まるようです。 本記事では、歯ブラシの推奨交換時期と発生する費用に加え、同じ歯ブラシを半年ほど使い続ける場合のリスクもご紹介します。
歯ブラシは定期的な交換がおすすめ|具体的な交換のタイミングは?
1日に3回歯磨きをする場合、東京保健医療局が推奨している歯ブラシの交換目安は1ヶ月に1回ということです。具体的に、歯ブラシの定期的な交換は以下のような役割を果たします。
●汚れをしっかり落とす
●歯茎を傷つけない
●汚れや細菌の付着を防ぐ
●磨き残しを防ぐ
歯ブラシは毛先が開くことによって、汚れが落ちにくくなったり、歯茎を傷つけたりします。そのため、1ヶ月未満であっても、毛先が開いたら交換のタイミングと考えるといいでしょう。
1年間でかかる歯ブラシの費用はどれくらい?
総務省統計局の小売物価統計調査によると、2023年の歯ブラシ1本の価格は114円です。そのため、1ヶ月に1回の頻度で夫と自分の歯ブラシを交換する場合、年間約2740円の費用が発生します。
夫が半年、自分は毎月の頻度で交換した場合は約1600円であるため、毎月2本交換するようになると、年間で約1000円程度コストがかさみます。ただし、歯ブラシの定期的な交換は、口腔環境の健康維持に非常に効果的です。年間で1000円程度であるため、多少コストが発生しても1ヶ月に1回交換した方が、衛生的にもいいでしょう。
歯ブラシを定期的に交換しなかった場合のリスクは?
ある実験によると、子どもの歯ブラシに最大371万コロニーの菌が付着していたことが分かりました。歯ブラシは非常に菌が繁殖しやすいと考えられるため、半年も歯ブラシを交換せずに使用した場合、口腔環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高くなるでしょう。
また、虫歯や歯周病になった場合、治療が必要なためコストが発生します。治療費が必要になれば、年間の歯ブラシ代よりも高コストになるため、結果的に節約などにはつながりません。仮に虫歯の治療をする場合、虫歯の進行度にもよりますが、2000~数万円の費用が発生することが考えられます。
衛生的にも費用的にも、歯ブラシの交換頻度が少ない場合のリスクは大きいでしょう。
歯ブラシの交換目安は1ヶ月|半年は衛生的にリスクあり
歯ブラシは定期的な交換が推奨されており、1日に3回歯磨きをする場合の具体的な目安は1ヶ月程度もしくは歯ブラシの毛先が開いてきたタイミングです。定期的に交換することで、口腔環境を守るため、虫歯予防などにつながります。
一方で半年に1回の交換頻度である場合、歯ブラシの中で菌が繁殖し、虫歯や歯周病、口腔関連の病気になる確率は上がるでしょう。歯ブラシの交換頻度が少ない人ほど、衛生的なリスクをともない、結果的に治療費などでコストが発生する可能性もあります。
歯ブラシを1ヶ月に1回交換して口腔環境をきれいにたもてば、年間の費用は歯ブラシだけでも2700円程度です。治療費がかかるより断然お得であるため、「まだ使える」かもしれない歯ブラシも、衛生面を考えて定期的に交換しましょう。
出典
東京保健医療局 歯ブラシを交換する必要がある理由
総務省統計局 政府統計の窓口(e-stat) 小売物価統計調査(動向編)9611歯ブラシ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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