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彼女との結婚に「結納金」は必須ですか? 相場は「100万円」と聞いたのですが、本当に必要なのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月7日 5時20分

彼女との結婚に「結納金」は必須ですか? 相場は「100万円」と聞いたのですが、本当に必要なのでしょうか…?

結婚という大きな人生の節目に、結納金は一体どれほど重要なのでしょうか。金額はいくらにすればよいのか、そもそも本当に必要? と疑問に感じる人もいるでしょう。   結納金は昔からの風習ですが、現代ではその価値観が変化しつつあります。本記事では、結納金の意味や相場、そして結納金なしという選択肢についても解説します。

結納金ってそもそも何? なぜ渡す?

結納金とは、婚約の儀式である結納の際に、新郎側から新婦側に贈るお金のことです。昔は結婚したいという気持ちを表すためや、新婦の親へ立派に育ててくれたことへのお礼を示すなどの意味があったようですが、現代では、新婦側の結婚準備費用という意味合いが強くなっています。
 
なぜ結納金を渡すのかは、地域や家庭によって考え方がさまざまですが、一般的には以下の理由が挙げられます。
 

・女性が嫁入りの準備をするため
・結婚式や2人の新生活の費用に充てるため
・両家の縁を強くするため

 

結納金の相場は?

ゼクシィ結婚トレンド調査 2023によると、結納金の全国平均額は、97万3000円となっています。ただし、図表1のとおり地域ごとに金額に差があり、最も低いのは新潟の約62万5000円、一方で東海地方は約118万円と最も高額です。
 
図表1

図表1

ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 より作成
 
この金額が高いと感じるか、低いと感じるかは、それぞれの家族の価値観や経済状況によって異なるでしょう。
 
例えば、伝統を重視する家族にとっては、結納金は婚約の厳粛さや誠意を示す重要な要素であり、しっかりとした額を用意することで、家族間の信頼や尊重を深めることができるかもしれません。
 
一方で、豪華な披露宴や新生活の準備に予算をかけたいカップルにとっては、結納金を抑えてほかの費用に充てるほうが合理的と感じることもあるでしょう。
 

結納金なしでも結婚できる

結納金はあくまで慣習であり、法律で定められているものではないため、結納金なしでも問題ありません。近年では正式な結納はおこなわず、料亭などで食事をしながら顔合わせをするというスタイルも主流になっているようです。
 
ゼクシィの同調査によれば、結納・両家の顔合わせをおこなったカップルは全体の7.8%と少数派です。結納金をなしにすることで、その分を新居の費用に回したりハネムーンを豪華にしたりなど、ほかのイベントに予算を使うこともできます。
 

結納金について話し合う上でのポイント

結納金の必要性については、相手としっかり話し合うことが大切です。自分は必要ないと思っていても、相手は伝統や体裁を重視しているかもしれません。また、両親や親戚からのプレッシャーを感じていることも考えられます。
 
さらに、男性側が「男としての誠意を示したい」と思っていたとしても、経済的な負担を避けたいと考えている場合もあります。
 
こうした状況を考慮し、以下のポイントを意識して無理のない形で決めることが重要です。
 

・お互いの価値観を尊重する:結納金に対する考え方は人それぞれです。お互いの価値観を尊重し、話し合う
・無理のない範囲で決める:金銭的な負担が大きい場合は、無理のない範囲で決める
・代替案を考える:結納金にこだわりすぎず、ほかの方法で結婚の意思表示をすることも検討する

 

まとめ

結納金は伝統的な慣習のひとつですが、現代ではその必要性について考え方が多様化しています。結納金の一般的な相場は100万円前後とされていますが、あくまでひとつの指標として参考にしつつ、それぞれの価値観や経済状況に合わせて決めるとよいでしょう。
 
結納金を用意しない代わりに、ほかのイベントや新生活の費用に充てることも、現代では珍しくありません。2人にとって最善の決断を見つけてください。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏
 
執筆者:渡邉志帆
FP2級

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