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2026年度に東海道新幹線で「個室」が導入される!? 現在使える「ビジネスブース」とはどう違う?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月8日 5時0分

2026年度に東海道新幹線で「個室」が導入される!? 現在使える「ビジネスブース」とはどう違う?

「新幹線に個室があればいいのに」と感じたことはありませんか? 長距離移動で周囲を気にせずリラックスしたいときや、移動時間に仕事に集中したいとき、プライベートなスペースが確保できる「個室」の存在がありがたいものですが、そんなニーズに対応する座席が間もなく導入されるのです。   そこで本記事では、2026年度に導入予定の東海道新幹線の完全個室タイプの座席について紹介します。

現在利用できる「ビジネスブース」

東海道新幹線のN700S系車両では、2024年10月時点でプライバシーを確保できる「ビジネスブース」が利用可能です。ビジネスブースは完全個室ではないものの、座席とは別の空間にワークスペースとしての設備が整っています。
 

ビジネスブースの特徴

ビジネスブースは、周囲を気にせず電話対応やオンライン会議、打ち合わせを行いたいときや、資料を広げて集中して作業したいときに適しています。ブースは7号車「S Work車両」利用者が予約可能で、7・8号車間のデッキ部に設置されています。
 
中にはテーブルとハイチェア、充電用コンセントが備え付けられ、接続時間に制限のない「S Wi-Fi for Biz」も利用できるため、より快適に仕事ができるスペースとなっています。
 

利用料金

ビジネスブースは10分単位で利用でき、料金は0~30分の場合10分あたり200円、30〜60分の場合10分あたり300円です。
 
図表1

図表1

東海旅客鉄道株式会社 ビジネスブースのご案内より引用
 

利用方法

・予約方法
乗車後、座席に設置されているリーフレットやブース内のタッチパネルから予約サイトにアクセスします。空き状況を確認し、必要事項を入力して時間を選択します。最初の段階で課金はされず、利用開始時にクレジットカードでの支払いが発生します。
 
・利用の流れ
予約が確定すると「利用番号」が発行されます。順番が来るとメールで通知され、ブースに移動後、タブレットに利用番号を入力して利用を開始します。この段階で課金されます。利用中はタブレットのボタンで施錠・解錠が可能です。利用が終了したら「利用終了」ボタンを押して終了してください。
 
ビジネスブースは、乗車前の予約ができないため、乗車後に予約する必要があります。また、予定より利用時間が短い場合でも返金されないので、利用時間の選択には注意しましょう。
 

利用区間

東京から博多間の範囲で、ビジネスブースが利用できます。長距離の移動時間を有効に使いたい人におすすめのサービスです。
 

2026年度から導入開始の「個室型ブース」

東海道新幹線に2026年度から、グリーン車よりもさらに上質な「個室」が導入されます。この完全個室タイプの座席は、プライバシーとセキュリティが重視され、専用Wi-Fi、リクライニングシート、調節可能な照明や空調などの設備が特徴です。
 
オンライン会議や静かな環境でリラックスしたい人に最適なこの空間は、1編成に2室導入される予定です。詳細なサービス内容や料金は今後の発表待ちですが、多様化するニーズに応える新幹線の新たな座席スタイルが期待されています。
 

新設される「個室型ブース」への期待

プライバシーと快適さを重視した「個室」では、さらにビジネスでの利用が便利になり、充実した移動空間になるでしょう。現在はN700S系の一部車両にて「ビジネスブース」が整備されていますが、今後の「個室」の導入によって、さらに快適な移動環境が期待できます。
 

出典

JR東海 ビジネスブースのご案内
東海旅客鉄道株式会社 東海道新幹線への個室の導入について
 
執筆者:西村りえ
2級ファイナンシャルプランナー、AFP

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