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自衛隊に入りたいという息子。自衛隊は「陸上」「海上」「航空」の3つに分かれていますが、所属する部隊によって「給料の差」はあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月10日 2時10分

自衛隊に入りたいという息子。自衛隊は「陸上」「海上」「航空」の3つに分かれていますが、所属する部隊によって「給料の差」はあるのでしょうか?

自衛隊は「陸上」「海上」「航空」の3種類に所属が分かれます。担当する任務が異なることから、所属する部隊によって給料に差があるのか、どの部隊が最も給料が高いのかが気になる人もいるでしょう。   この記事では、自衛隊の種類によって給料の差があるのかをまとめました。そのほか、所与や手当の詳細、自衛官の昇給に関する内容もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

自衛隊の種類によって給料の差はある?

自衛隊は「陸上自衛隊」「海上自衛隊」「航空自衛隊」の3種類がありますが、種類による給料の差は設けられていません。初任給は入隊した際の採用区分によって異なりますが、2等陸・海・空士の場合は月額19万8800円、一般曹候補生であれば20万3600円と定められています。
 
自衛隊の種類はもちろんですが、性別による給料差が設けられていないのも特徴です。自衛隊の給料は基本的に階級を基に支給され、全国の民間企業と比較しても、高い水準に設定されています。
 
そのほか、駐屯地や基地内で生活を送らなければならない場合は、家賃や食費がかかりません。仕事用の服や靴なども国から支給されるため、民間企業に勤めるのと比較すると、手元に残るお金が多い点は魅力といえます。
 

自衛隊に支給される賞与や手当

自衛隊では、給料のほかにも賞与や手当が支給されます。ここではそれぞれの金額や手当の詳細について、詳しく見ていきましょう。
 

賞与

自衛隊に所属していると、夏(6月)と冬(12月)の年に2回、賞与が支給されます。賞与の額は階級や採用区分によって異なりますが、おおむね給料の2.235ヶ月分が目安です。
 
例えば自衛官候補生の場合、採用2年目で46万8200円が支給されるとありました。この金額は1回分のものであるため、年間で93万6400円が支給されることとなります。
 
厚生労働省が実施した「毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報等」によると、令和5年の夏季賞与の平均額は39万7129円となっていました。このことから、自衛隊の賞与は、民間企業の平均よりも7万円ほど多いといえるでしょう。
 

手当

自衛隊に所属していると、さまざまな手当てが付与されることもあります。例えば自衛官候補生として入隊した場合、3ヶ月経過後に2等陸士に任命されると、22万1000円の支給があるとされていました。
 
さらに特例退職手当として、任期を満了するごとに支給される手当てもあります。特例退職手当は陸上自衛隊と海上自衛隊・航空自衛隊で若干の違いがあり、海上自衛隊・航空自衛隊のほうが若干高い金額になるようです。
 
このほかにも航空手当、乗組手当、落下傘隊員手当、航海手当など、勤務形態による手当ても支給されます。
 

自衛官の昇給はどのように行われる?

自衛官の昇給は、基本的に年に1回、勤務成績によって行われます。勤務成績がよければ、その分昇給につながる可能性があるのは、民間企業と同じ点といえるでしょう。
 
そのほか、階級が昇任した場合には、給料の基本額も高くなります。勤務成績がよく、階級が高い自衛官であれば、給料も十分な額が支給されると想定できるでしょう。
 

自衛隊の給料は所属によって変動することはない

自衛隊は「陸上自衛隊」「海上自衛隊」「航空自衛隊」の3種類に分かれますが、どの部隊に所属しているかによって基本給料は変動しません。手当てに関しては違いが設けられているため、差が出るとすればこの部分が該当するでしょう。
 
また、給料に差が出る部分として、採用区分があげられます。高卒よりも大卒のほうが初任給が高く設定されている点は理解しておきましょう。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報等 ≪特別集計≫ 令和5年夏季賞与(一人平均)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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