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「1日最大800円」のコインパーキングに3日間駐車したら、「2万円」以上の請求額に! 支払いは“最大料金”だけじゃないの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月9日 2時40分

「1日最大800円」のコインパーキングに3日間駐車したら、「2万円」以上の請求額に! 支払いは“最大料金”だけじゃないの?

コインパーキングに長時間の駐車をする際にお得になる最大料金ですが、適用される回数や時間などが限られていることがあります。それを知らずに長時間駐車をして、高額の請求に驚いたという人もいるのではないでしょうか。消費者センターには超過分による高額請求の相談が後を絶たないようです。   本記事では、コインパーキングの種類や仕組み、料金形態や注意点などについて解説します。

コインパーキングとは

コインパーキングとは、不特定多数の人が利用できて、利用時間に応じて料金を支払う「時間貸し駐車場」のことです。
 
コインパーキングには駐車したことを認識するための機械が設置されており、駐車方式によって料金が発生するタイミングが異なります。
 
コインパーキングの駐車方式は主に次の4種類です。
 
・ロック板式
駐車後にロック板が上がることで課金が開始し、出庫時に車室番号を入力して料金を支払う方式
 
・ゲート式
駐車場の出入り口にゲートが建てられており、入り口で駐車券を発券して出庫時に精算機で料金を支払う方式
 
・ロックレス式
ロック板がなくカメラやセンサーで車を検知し、出庫時は車室番号を入力して料金を支払う方式
 
・前払い式
駐車場後すぐに料金を支払い、駐車券を外に見える位置に置くことで時間内の入出庫が自由にできる方式
 
スムーズに駐車をするために、コインパーキングの特徴を事前に理解しておきましょう。
 

コインパーキングの料金形態

コインパーキングの料金形態は、主に経過時間によって支払う料金が決まる仕組みです。
 
通常は「30分200円」のように基本料金が設定されており、駐車場によっては時間帯で安くなっていたり最大料金が設定されていたりすることもあります。
 
最大料金や時間帯料金には種類があり、料金形態ごとの表記例は次の通りです。

●1日最大〇〇円
●駐車後24時間〇〇円
●駐車後12時間〇〇円
●当日24時まで〇〇円
●8:00~22:00 最大〇〇円

ほかにも、特定の車室のみ料金が変動する「車室限定料金」や周辺でのイベント開催によって変動する「特定日料金」など、指定された日のみ料金が変わる駐車場もあります。
 
利用者の少ない時間帯や長時間での駐車をする場合は、周辺の駐車場と比較してなるべく低廉な料金設定となっている駐車場を選ぶのがおすすめです。
 
ただし、コインパーキングでは看板に小さな文字で「最大料金の適用回数」や「料金の適用時間」などの注意書きがされていることもあります。
 
最大料金の適用回数や適用時間を超えた場合は、超過分を通常料金で支払う必要があるため注意してください。
 
看板にある内容を読まずに駐車すると高額請求に繋がる可能性もあるため、看板は駐車前にきちんと確認するようにしましょう。
 

まとめ

コインパーキングとは、利用時間に応じた料金を支払うことで、誰でも利用することができる「時間貸し駐車場」です。コインパーキングには主に4種類の駐車方式があり、駐車方式によって料金が発生するタイミングが異なります。
 
コインパーキングでは時間制の基本料金が定められており、駐車場によっては最大料金などが設定されていることもあるため、周辺のパーキングを比較してみるのがおすすめです。
最大料金のあるコインパーキングなら長時間の駐車の際もお得ですが、「最大料金の適用回数」や「料金の適用時間」などを見落としてしまうと高額請求に繋がることもあります。
 
コインパーキングを利用する際は駐車をする前に看板をよく確認し、分からないことや問題が発生した場合は運営会社に問い合わせてみましょう。
 

出典

独立行政法人国民生活センター 「当日最大600円」のコインパーキングに2日間駐車したら4,000円請求された!
 
執筆者:梅井沙也香
FP2級

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