新車のオプション価格が「Web見積もり」より「実店舗」の方が高くなるのはなぜ?お得に新車を購入する方法
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月13日 3時30分
気になる新車があり、Web見積もりで取得した情報を基に実店舗であるディーラーへ出向くと、Web見積もりよりも高い金額を提示されることがあります。なぜ高くなるのか、気になる方もいるでしょう。 そこで今回は、Web見積もりとディーラー見積もりで金額差が生じる理由と新車をお得に購入する方法を解説します。
Web見積もりとディーラー見積もりに価格差が生まれる理由
自動車メーカーの公式サイトでは、Webによる見積もりシミュレーションのサービスがあります。そこで得た見積もりを基に新車の購入を検討し、ディーラーへ出向き、見積もりを依頼するとオプション価格に差が生じるケースがあるようです。差が生じる理由は、以下のものが考えられます。
取り付け工賃が含まれていない可能性がある
Web見積もりで表示されるオプション価格には、取り付け工賃が含まれていない、もしくは標準工賃のみの可能性があります。
また、自動車メーカーのWebサイトに記載されているオプション価格は、メーカーの希望小売価格です。そのため、ディーラーによって標準工賃や作業内容が異なる可能性があります。
Webの見積もりシミュレーションは、あくまで目安の金額のため、実際に販売しているディーラーで正確な見積もりを取得してもらうとよいでしょう。
そもそも車のメーカーとディーラーは別会社である
車のメーカーとディーラーは資本が異なり、別々の会社となっている可能性があるため、Web見積もりとディーラー見積もりが異なることは当然といえるでしょう。
ディーラーとは、自動車メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店を指し、特定メーカーの車の販売や点検、整備、任意保険加入の手続き代行などを行っているようです。
Web見積もりシミュレーションは、自動車メーカーが運営していることが多く、ディーラーが運営していない可能性があります。そのため、車やオプションの販売価格が異なる場合もあるでしょう。
また、自動車メーカーとディーラーは別会社であると同時に、同メーカーの車を販売するディーラーも複数あり、それぞれ別資本で運営されている可能性があります。
例えば、トヨタ自動車株式会社の正規ディーラーである「トヨタカローラ」は、地域ごとにトヨタカローラ横浜株式会社、トヨタカローラ埼玉株式会社と別会社で登録されています。
新車をお得に購入する方法
新車をお得に購入するためにはポイントがあります。以下の方法を確認して、できるだけお得に購入しましょう。
複数のディーラーから見積もりを取る
新車をお得に購入するなら、複数のディーラーで見積もりを取って比較検討をするとよいでしょう。1社のみの見積もりでは、それ以上安くならない可能性があります。
複数のディーラーで見積もりを取ることで、自然と価格競争が起きるでしょう。例えば、工賃を無料にしたり、メンテナンスパックや保証延長などのサポートを無料でつけたりしてくれる可能性があります。
また、販売スタッフとの関係性は、購入時だけではなく、購入後のサポートにも影響するようです。さらに、販売価格の決定権を持っている販売スタッフに出会える可能性があるため、複数社に声をかけるとよいでしょう。
値引き交渉をする
新車を購入する場合は、契約前に値引き交渉を行いましょう。購入契約後に値引き交渉をしても、値引きが難しいようです。購入の意思は伝えてもよいですが、購入予算を伝えてしまうと予算以上の値引きができるケースでも、予算より値下げしてくれる可能性は低いでしょう。
例えば「他社はこのくらいの値引きだった」のように、予算ではなく、他社の見積もりを活用すると有利な立場で交渉できるようです。交渉材料を提示して、ディーラーの出方を確認しながら交渉を行いましょう。
月末に見積もりを依頼する
見積もりを依頼する際は、月末を狙いましょう。月末は、ディーラーの締め日である可能性が高いため、有利な提案を引き出しやすくなるといわれています。
ディーラーは、月末目標を達成するため「1台でも多くの車を売りたい」という感情があるようです。スムーズに成約を取りたいようなので、ある程度値下げを考慮した見積もりを取得できるでしょう。
また、3月と9月は決算月の可能性があり、その時期を狙うとお得に購入できるようです。新車の購入は、計画的に行う方がお得に購入できる可能性があるため、ディーラーとの駆け引きを考慮した行動を取るとよいでしょう。
Web見積もりには工賃が含まれていない可能性があるため、ディーラーでの見積もりの方が高くなる場合がある
Web見積もりで表示されるオプション価格には、工賃が含まれていない場合や、工賃の標準価格のみの場合があるようです。そのため、ディーラーで提示される見積もりの方が高くなる可能性があります。
また、Web見積もりは自動車道メーカーが運営しており、ディーラーの見積もり金額と異なる場合があります。正確な見積もりを取得したい場合は、ディーラーに出向いて見積もりを依頼しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
KeePer技研社長・賀来聡介「『コーティング技術』を武器に、国内外で直営店舗を増やしていく」
財界オンライン / 2024年11月5日 7時0分
-
初めて車を購入するのでチラシを比較しています。「購入サポート」とは無条件の値引きのようなものですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月4日 2時10分
-
なぜ車のプロは“赤い車”を買わないのか?「やってはいけない車選び」を元ディーラー営業マンが暴露
日刊SPA! / 2024年11月1日 8時53分
-
【車の買取相場シミュレーションサイトを利用した際の"不快ポイント"TOP3とは?】「個人情報なし」「電話なし」が利用者の不快感を和らげることが判明!
PR TIMES / 2024年10月31日 13時0分
-
「アルファードを買うなら絶対に新品がよい! 」と言って譲らない夫。買い物や子育てのため、広い車がほしいのですが、新品である必要はありませんよね?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月28日 2時30分
ランキング
-
1為替相場 22日(日本時間 7時)
共同通信 / 2024年11月22日 7時0分
-
2食用コオロギ会社、破産へ 徳島、消費者の忌避感強く
共同通信 / 2024年11月22日 1時18分
-
3「無人餃子」閉店ラッシュの中、なぜスーパーの冷凍餃子は“復権”できたのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月20日 6時15分
-
4クリスマスケーキに異変…『卵』の価格高騰止まらず 夏の猛暑の影響で今後は鳥インフルエンザによる卵不足の恐れも
東海テレビ / 2024年11月21日 21時22分
-
5さすがに価格が安すぎた? 『ニトリ』外食事業をわずか3年8カ月で撤退の原因を担当者に直撃「さまざまな取り組みを実施しましたが…」
集英社オンライン / 2024年11月21日 16時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください