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高齢の母が「歯磨き粉なしでも歯を磨ける」と言っていましたが、本当ですか?そのまま「入れ歯生活」にならないでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月13日 10時0分

高齢の母が「歯磨き粉なしでも歯を磨ける」と言っていましたが、本当ですか?そのまま「入れ歯生活」にならないでしょうか?

歯磨きをする際、歯磨き粉の使用を習慣化している方は多いでしょう。一方で節約を意識している方の中には、「歯磨き粉を使わなくてもいいのでは?」と考えている方もいるかもしれません。また、歯磨き粉を使用しなければどのようなリスクが生じるかも気になるところです。   そこで今回は、歯磨き粉を使わないメリットとデメリットについて紹介します。お口の健康とかかるコストのバランスについて悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

歯磨き粉を使用しないメリット・デメリット

歯磨き粉を使用しない場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか気になる方もいるでしょう。ここでは、それぞれについて紹介していきます。
 

歯磨き粉を使用しないメリット

歯磨き粉を使用しない最も大きなメリットは、支出がおさえられる点です。
 
歯磨き粉には、虫歯や歯の着色汚れを予防するなどの効果が期待できます。そのため、効果や目的別に、値段帯の幅も広くなっています。100円〜300円台とお手頃価格のものから、高いものであれば1000円以上するものもあるようです。
 
月に1本使用すると仮定し、安いものでも年間1000〜2000円台、高ければ年間1万円以上の出費です。歯磨き粉を使わなければ、この金額は発生しません。
 
また、歯磨き粉には研磨剤が使われており、少しずつではありますが歯の表面が削られてしまうおそれがあります。結果、歯や歯ぐきを傷つけてしまうリスクがありますが、使わない場合はその心配はない点もメリットといえるでしょう。
 

歯磨き粉を使用しないデメリット

多くの歯磨き粉には、虫歯・歯周病・口臭予防や、歯を白くしたり、強くしたりする薬効成分が含まれています。また、種類によっては知覚過敏の予防やホワイトニングにも役立つものもあります。
 
歯磨き粉を使わない場合、これらの効果は得られません。歯ブラシだけの歯磨きは、歯の表面を磨くだけです。歯の表面を磨くだけでは汚れを落とすのに限界があります。毎日磨いていても、将来的に着色汚れで歯の色がくすむおそれがあります。
 
また、歯磨きで重要なのは歯垢(しこう)の除去です。歯垢は歯の病気になる原因の一つです。歯磨き粉を使用しない場合、歯垢を十分に落としきれないリスクが高まる点に注意しましょう。歯磨き粉に含まれているフッ素には、虫歯の原因菌の働きを弱めて歯の表面を強くし、虫歯予防の働きがあるとされています。
 

歯の治療でかかる保険料の目安

歯科治療でかかる費用の目安について紹介します。虫歯治療料金の目安は以下の通りです。
※すべて3割負担の場合

●初期段階の虫歯の場合:1500円~3000円
●中度の虫歯の場合:2000円~1万円
●神経を抜く場合:7000円~2万円
●歯の保存が困難な重度の場合:3000円~7000円

歯の治療でかかる費用は、保険診療の範囲か否か、また、負担割合などによって変わります。保険診療の範囲外の場合は自己負担となるため、より高額となる点に注意が必要です。
 
また、入れ歯を使用することになった場合、部分入れ歯であれば安いもので数万円、高いものになると50万円ほどするものもあるようです。総入れ歯になると安いものでも数十万円かかることが想定されます。
 

歯磨き粉を使わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まる

節約のために歯磨き粉を使用しない場合、節約できるのは年間で1000円〜3000円程度です。歯磨き粉を使わなければ、虫歯や歯周病などになるリスクが高まります。また、虫歯により歯が欠損すると入れ歯が必要となり高額の費用が必要です。
 
将来的にかかるリスクを考えた場合、歯磨き粉を使用した方が費用の削減につながるともいえるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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