「ロフト付き賃貸」の「秘密基地っぽさ」に憧れがあるのですが、経験者から「暑いからやめときな」と言われました。家賃との兼ね合いを考えたらさけるべきでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月15日 9時0分
ロフト付き賃貸の「秘密基地っぽさ」に憧れる気持ちはよく分かります。狭いながらも特別な空間を持つことで、生活にちょっとした冒険感をプラスできます。 しかし、経験者から「暑いからやめときな」と言われたことが気になるところです。この記事では、ロフト付き賃貸のメリット・デメリットを具体的に解説し、家賃との兼ね合いを考えた選び方について詳しく解説します。
ロフト付き賃貸のメリット・デメリット
荷物が多い方や、自分だけの空間を持ちたい方にとって、ロフト付き物件は非常に魅力的です。ロフトの高さを生かすことで、無駄な空間を減らし、より多くの利用スペースを確保できます。
収納スペースとしての活用はもちろん、自分のプライベートエリアを設ける、ロフトに寝具を置いて寝室として利用することも可能です。さらに、天井が高くなることで開放感が生まれ、快適に過ごしやすくなります。空間を効率的に活用したい方にはおすすめの選択肢です。
一方で、ロフトのデメリットとしては、夏場の暑さが挙げられます。暖気は上にたまるためロフトが蒸し暑くなり、エアコンを効かせても冷えにくいことがあります。暑さ対策として、換気がしやすい窓がある物件を選ぶとよいでしょう。
それからロフトは、はしごで上り下りするのが一般的ですが、体調が優れないときや酔っているときなどは不安を感じるかもしれません。
ロフト付きの1DK物件は1DKや2DK物件に比べて家賃が高い傾向
ロフト付きの1DK物件は、通常の1DKや2DK物件と比べて家賃が高くなることが多いです。例えば、ある不動産会社が東京の都心部で紹介しているロフト付きの1DK物件は、2024年11月中旬時点で家賃が8.5万円からとなっています。
一方、同じエリアの1DK物件は4.6万円から、2DK物件は8万円からとなっています(こちらも2024年11月中旬時点)。このことからロフト付きの1DK物件は同じエリアの他の1DK物件よりも家賃が高めであり、ロフトの有無や物件の特徴が家賃に影響を与えていることがわかるでしょう。
2DK物件はロフト付きの1DKと同じくらいの家賃で提供されているため、広さや部屋数を重視する場合、2DK物件の方がコストパフォーマンスは良い可能性もあります。
ロフト付き物件を内見するときのポイント
ロフト付き物件を内見する際は、エアコンの設置位置もチェックしておきましょう。
ロフトより上にエアコンがある方が冷暖房効率は良くなりますが、多くのロフト物件ではエアコンがロフト下に設置されていることが多いです。エアコンが下にあると空調の効率が悪くなるため、なるべく高い位置にエアコンが配置されている物件が快適に過ごせるでしょう。
また、ロフト部分は天井に近いため、上の階の生活音が伝わりやすくなります。ロフト付き物件は木造であることが多く、それゆえ遮音性が低いため、足音や話し声が響きがちです。
土日など住人が在宅している可能性が高い時間帯に内見を行い、上階からの生活音を確認することで、入居してから騒音で悩まされるリスクを減らせるでしょう。
夏場のロフトの暑さ対策
夏場のロフトの暑さ対策には、いくつかの方法があります。まずは、エアコンを利用することです。エアコンを上手に活用することで、部屋全体の温度を下げることができます。
エアコンにプラスして扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させるのも効果的です。これらの機器を併用することで、エアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせ、ムラの少ない涼しさを実現できます。
「エアコンや扇風機などの使用だけでは暑くて眠れない」と感じた場合は、暑さ対策グッズを試してみるのも良いでしょう。寝る際に冷却枕を使用したり、涼しい素材の寝具や寝間着を選んだりすることで、体温を効果的に下げることができます。
さらに、就寝前にシャワーを浴びることで体をクールダウンさせるのもおすすめです。これらの対策を組み合わせることで、ロフトでの快適な生活が実現できるかもしれません。
ロフト付き賃貸は家賃が高め/夏場の暑さには注意が必要
ロフト付き賃貸の「秘密基地っぽさ」に憧れる気持ちは理解できますが、ロフト付き物件は通常の1DKや2DK物件に比べて家賃が高くなることが多いです。もし広さやコストパフォーマンスを重視するのであれば、2DK物件を選ぶ方が賢明かもしれません。
また、夏場の暑さには十分注意が必要です。エアコンの位置がロフトの上にある方が望ましいので、内見時にしっかりと確認しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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