エアコンの奥深くにまで「カビ」が生えてしまい、掃除がお手上げ状態に…。業者にクリーニングを頼む場合、料金はいくらになるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月15日 3時10分
個人では掃除が難しいエアコンの奥側にカビが発生した場合、業者にエアコンクリーニングを依頼する方もいるでしょう。そこで本記事では、業者によるクリーニングサービスの費用やその効果を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
エアコンクリーニングの料金目安
ハウスクリーニング大手業者の「ダスキン」と「おそうじ本舗」にエアコンクリーニングを依頼した場合、大体いくらぐらいかかるのでしょうか。機種別の料金目安は表1の通りです。
表1
種類 | ダスキン(税込み) | おそうじ本舗(税込み) |
---|---|---|
壁掛けタイプ(フィルター自動掃除機能なし) | 1万5400円 | 1万1000円 |
壁掛けタイプ(フィルター自動掃除機能付き) | 2万6400円 | 1万9800円 |
天井埋め込みタイプ | 3万4100円 | 2万7500円 |
出典:ダスキン「エアコン・お部屋」、おそうじ本舗「エアコンクリーニング」より筆者作成
フィルターの自動掃除機能付きエアコンは、機能がないエアコンよりも高額という結果になりました。壁掛けタイプであれば1万円前半、フィルター自動掃除機能付きで2万円前後、天井埋め込みタイプは3万円前後です。
表1の基本的なクリーニングに加えて、「抗菌コート」などさまざまなオプションも用意されており、状況に応じて組み合わせることもできます。
業者によるエアコンクリーニングの効果
隙間からクリーナーなどを吹き付けても、手が届かないエアコンの奥側まで完全にきれいにするのは困難です。また、エアコンの部品を外してしまうと、エアコンの性能に影響が出る可能性に加え、変形してしたり、パーツが壊れたりすることもあるため注意が必要です。
電装部品が多く、洗浄液などが入り込むとトラッキング現象によって発火や発煙の危険性もあります。自身で周りの家具や家電、壁などをしっかりと養生し、完璧な掃除を目指すのであれば、プロの業者に任せるのが一番でしょう。
知識が豊富な業者は、エアコン部品の取り外し・取り付けに慣れているため、エアコン用のプロ用洗浄液や高圧洗浄機など専門道具を活用しながら、エアコンの奥深くにある汚れをきれいに洗い流してくれます。
カビの徹底洗浄はオプションを活用しよう
エアコン内部は高温多湿の環境になりやすく、カビはほこりや汚れを養分としてどんどん繁殖していきます。特に吹き出し口のフィンにカビが繁殖していると、目につきやすいでしょう。
フィンにカビがあるということは、送風ファンや熱交換器だけでなく、ドレンパンなど内部にもカビが繁殖していることがほとんどです。このような場合、外側から手入れをするのが難しいため、プロに除去してもらうのがおすすめです。
分解せずに表面上の掃除をしただけでは、洗い残ったカビがそのまま繁殖してしまいます。奥深くにカビが生えている場合は、通常のクリーニングでは完全に落とせないかもしれません。
例えば、おそうじ本舗の「完全分解洗浄」(8800円)では、ドレンパンや送風ファンも外して徹底的に洗浄してもらえます。「完全分解洗浄」とセットになった一番人気のプランでは、壁掛けタイプ(掃除機能なし)が1万9800円、壁掛けタイプ(掃除機能付き)は2万8600円です。
エアコンは定期的にクリーニングしよう
電化製品であるエアコンを、水を使って個人で完全にきれいにするのは困難です。また、そのまま放置した場合は健康被害が気になります。エアコンは1万~2万円程度でプロにクリーニングを依頼できるため、カビなど奥に付いた汚れは専門業者に任せて、徹底的にきれいにしてもらいましょう。
出典
ダスキン エアコン・お部屋
おそうじ本舗 エアコンクリーニング
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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