SNSで「お米は農家から買うと安い」と見かけました。スーパーでも5kgが3000円を超えるので、少しでも安く買いたいと思っていますが、実際にどこで買えるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月16日 4時20分
最近、SNSで「お米は農家から直接買うと安い」という情報を見かけることがあります。スーパーで購入する5kgのお米が3000円以上することもある中で、少しでも節約したいと考える方には魅力的に映るでしょう。しかし、実際に農家からお米を買う方法や、どれくらい価格に違いがあるのかは、よく分からない方も多いかもしれません。 この記事では、農家からお米を買う具体的な方法や、その際の注意点について解説します。直接購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
農家からお米を買うとどれくらい安い? スーパーとの比較
農家からお米を直接購入すると、スーパーで買う場合と比べてどれくらい安くなるのでしょうか。ここでは、最新のデータをもとに比較してみましょう。
農林水産省が公表した令和6年産米の相対取引価格(令和6年9月速報)によると、全銘柄平均の価格は60kgあたり2万2700円です。スーパーの価格には精米や包装、配送の費用が含まれるため、相対取引価格より少し高めになるのが一般的です。そのため、相対取引価格はあくまで参考程度とし、実際の小売価格はこれよりも高くなると考えておきましょう。
この相対取引価格を5kgあたりに換算すると約1892円です。一方、2024年10月時点で大手スーパーのオンラインショップでは、5kg3510円で販売されています。農家の直販サイトでは同じ5kg2860円で販売されており、スーパーよりも10〜20%ほど安く買える場合があるようです。
さらに、令和6年産米の価格は前年に比べて上昇傾向があるため、購入時期や地域、品種によって価格に差が出る可能性もあります。農家から直接購入する場合、送料がかかることが多いので、まとめ買いで送料を節約するとよりお得です。
新鮮で安心できるお米が手に入る方法として魅力的ですが、購入の際には、価格だけでなく、送料や保管方法にも気を配ることが大切です。
農家から直接お米を買うにはどこで買えば良い?具体的な入手先
農家からお米を買うには、いくつかの方法があります。ここでは、代表的な購入先をご紹介します。
オンラインショップ(農家直販サイト)
多くの農家がオンラインで直接お米を販売するサイトを通じて、新鮮なお米を全国に届けています。こうしたサイトでは、さまざまな地域の農家から直接注文できるため、季節の新米をはじめとする多彩な銘柄を選べます。
地域の直売所や道の駅
近くの道の駅や直売所でも、農家が直接販売するお米が手に入ります。通常、スーパーと比べて新鮮で安価に提供されるため、定期的に訪れるのもおすすめです。
ふるさと納税
ふるさと納税を利用してお米を取り寄せる方法もあります。自治体を選んで寄付をすることで、返礼品として地域のお米がもらえるため、実質的に節約につながる場合もあります。
SNSや口コミを利用
SNSで直接、農家が購入希望者を募っていることもあります。口コミで評判の農家に直接連絡をして、購入できるケースもあります。
農家直売のお米を買うメリットと注意点
農家からお米を直接買うことには、いくつかのメリットがあります。まず、新鮮でおいしいことが挙げられます。収穫後すぐに精米されたお米を手に入れることができるため、味や香りが良く、スーパーで購入するものとは一味違ったおいしさを楽しめます。
また、季節ごとに収穫時期が異なる新米や品種を味わえるため、季節を感じられる点も魅力です。さらに、農家直販のサイトでは、栽培方法や生産者のこだわりについて知ることができ、生産者の顔が見えることで安心感も得られます。
ただし、農家から直接購入する際にはいくつか注意点もあります。まず、オンラインでの注文の場合、送料がかかることが多いので、まとめ買いや送料無料サービスがあるかを確認することが大切です。
また、農家によっては玄米のままで販売されることもあるため、白米にしたい場合は精米が必要になります。精米したお米は酸化が進みやすいので、必要な量をこまめに購入するか、まとめ買いした場合は冷暗所に保管するなど、劣化を防ぐ工夫も求められます。
支払い方法についても、一部の農家では現金振り込みのみの対応となっている場合があるため、クレジットカードなどの支払い方法についても事前に確認しておくと安心です。
お米をお得に購入するために知っておきたいこと
農家から直接お米を購入することは、スーパーに比べてお得で、新鮮なお米を味わえる方法の一つです。特に、季節の味わいや生産者のこだわりを感じながら、日々の食事を楽しむことができます。安価であることに加え、収穫されたばかりのお米を取り寄せることで、質の高い食卓が実現できるのも魅力でしょう。
ただ、送料や保管の手間もあるため、まとめ買いなどで送料を節約したり、適切な保管環境を整えたりすることが必要です。また、ふるさと納税を活用してお米を手に入れると、税金の負担を抑えながら各地のお米を楽しめます。
これらのポイントを押さえたうえで、ぜひ自分に合った方法で農家直販のお米を楽しんでください。
出典
農林水産省 米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等
おうちでイオン イオンネットスーパー トップバリュベストプライス あきたこまち 5kg
久保さんちのお米株式会社 久保さんちのお米 白米(5kg)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
食材を買うならスーパーより市場へ直接行ったほうが安いと聞きます。卸値と売値ってどれくらい違うのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月26日 6時20分
-
「事件と言って良い」キャベツ高騰で1玉400円超 “令和のコメ騒動”価格戻らず…今買うべき食材は?【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月23日 19時42分
-
【2024年12月版】ふるさと納税の『お米』の還元率ランキングを発表
@Press / 2024年12月20日 18時20分
-
【北海道北斗市】日本最初の男子修道院の魅力とは? トラピストバターはふるさと納税返礼品でも
マイナビニュース / 2024年12月9日 14時0分
-
獲れたて魚介に大行列! 漁協の直売所とは? 旬の牡蠣は岡山県浅口市のふるさと納税返礼品でも
マイナビニュース / 2024年12月4日 8時0分
ランキング
-
1今年流行った「大人の学び」が明らかに! 2025年に"注目すべきスキル"とは?
マイナビニュース / 2024年12月26日 17時3分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3【10年に一度レベルの年末寒波】エアコン暖房の無駄を防ぐ部屋づくりのポイントは? - 節電の基本をダイキンが解説
マイナビニュース / 2024年12月26日 9時31分
-
4【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
-
5「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください