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知人が節約のために「食器用洗剤」で手を洗っていました。「衛生面」や「皮膚へのダメージ」に問題はないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月17日 2時40分

知人が節約のために「食器用洗剤」で手を洗っていました。「衛生面」や「皮膚へのダメージ」に問題はないのでしょうか?

節約は日々の生活でとても重要ですが、節約をしたことで健康や生活に影響が出ないようにする必要があります。特に、食器用洗剤で手を洗う行為は、一見すると経済的と思う方もいるようですが、その使用が衛生面や皮膚へ影響することはないのでしょうか。   この記事では、食器用洗剤の成分や、手洗いをする際に食器用洗剤を使用する場合とハンドソープを使用する場合にかかる費用についてなどを解説します。

食器用洗剤を手洗いで使用することは、推奨されていない

旭化成ホームプロダクツ株式会社が行った、食器用洗剤と手荒れに関する実態調査によると、食器洗いが手荒れに影響があると回答した方は、「とても感じる」が42.2%、「まあ感じる」が43.8%で合計86%との結果が出ています。このことから、食器洗いを行うだけでも、手荒れが起きる可能性があると考えられます。
 
食器用洗剤の成分は、食品の汚れや油を落とすために強い洗浄剤やアルコールが含まれているとされています。また、水ですすぐ際に食器用洗剤に含まれている成分により手に必要な皮脂まで流してしまう恐れがあります。
 
これにより肌のバリア機能が低下して手が乾燥することで、手荒れの原因を引き起こすとされているようです。以上のことから、食器用洗剤で手を洗うことは推奨されていないといえるでしょう。
 
対してハンドソープは、手を洗うために製造されているので、肌に優しい成分が配合されているため、肌荒れを引き起こしにくい傾向があるとされているようです。
 
食器用洗剤を使用する際の注意点は、以下の通りです。
 

・食器用洗剤の使用後は、手をよく水で洗う
・手が荒れやすい方や原液をスポンジに含ませて使用する場合、長時間使用する場合は炊事用の手袋を使う
・泡を流す際は流水で数秒以上、ため水の場合は新しい水にかえて複数回すすぐ

 
自炊をする方は食器洗いが必要となるので、低刺激タイプの食器用洗剤を使用したり、食器洗いが終わった後にハンドクリームなどを塗ったりして、手のケアをするとよいでしょう。
 

食器用洗剤を手洗いで使用した場合とハンドソープを使用した場合のコスパを比較

手洗いの際に、食器用洗剤を使用した場合とハンドソープを使用した場合にかかる費用は、どのくらい差があるのでしょうか。
 
食器用洗剤の相場は約440円(1グラム当たり約2円)、ハンドソープの相場は約380円(1グラム当たり約1円)のようです。
 
商品だけですと金額の差があまりないように見えますが、前述の通り、食器用洗剤は洗浄力が強く手荒れがしやすいため、ハンドクリームなどの手荒れのケアをする商品を購入する可能性が高まります。ハンドクリームの相場は、約590円(1グラム当たり約9円)です。
 
長期的に見ると食器用洗剤で手を洗うと費用がかかり、手洗いの際にハンドソープを使用した方が、結果的にコスパがよいといえるでしょう。
 

食器用洗剤で手を洗う行為は、皮膚への悪影響から推奨されていない

旭化成ホームプロダクツ株式会社が行った、食器用洗剤と手荒れに関する実態調査によると、食器洗いが手荒れに影響があると回答した方は、86%です。食器用洗剤の成分には、強い洗浄剤やアルコールが含まれているようです。
 
食器用洗剤を使用する際の注意点として、炊事用手袋の着用についての記載があることから、食器用洗剤を使用した手洗いは推奨されていないでしょう。
 
食器用洗剤とハンドソープの相場に差はあまりありませんが、食器用洗剤を使用した手洗いでは、手のケアが必要になる可能性が高いので、長期的に見るとハンドソープを使用した方がコスパがよいと考えられます。
 

出典

旭化成ホームプロダクツ株式会社 食器用洗剤と手荒れに関する実態調査(PRTIME)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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