2人目の子どもが生まれたので、「MAZDA 2」からミニバンに乗り換えたい！トヨタ「ヴォクシー」にすると、維持費はいくら上がる？燃費や維持費の違いを解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月22日 4時20分

スポーティなデザインや走りで知られる「マツダ」のなかでも、コンパクトカーにあたる「MAZDA 2（旧デミオ）」は、軽快な走りと燃費性能の良さで人気の車種です。しかし、コンパクトカーとしても後席の空間に余裕がないことから、ファミリーカーとしての利用は厳しいともいわれています。 2人目以降の子どもが生まれた家庭では、ミニバンへの買い替えを検討する人もいるでしょう。ただ、燃費性能の高い「MAZDA 2」と比較すると維持費が心配かもしれません。本記事では「MAZDA 2」からトヨタ「ヴォクシー」に買い換えることを前提に、それぞれの燃費や維持費の違いを解説します。

マツダ「MAZDA 2」の燃費や年間の維持費は？

今回はマツダ「MAZDA 2」とトヨタ「ヴォクシー」のガソリン車（2WD）の廉価グレード同士で燃費や維持費を比較していきます。

マツダ「MAZDA 2」は現行の廉価グレードである15C（2WD）で試算します。同モデルの燃費はWLTCモードで20.3キロメートル/リットルとなっています。比較しやすくするために20.0キロメートル/リットルで計算してみましょう。

1年で1万キロ走行すると仮定すると「1万キロメートル÷20キロメートル/リットル＝500リットル」となり、仮にガソリンが1リットルあたり170円と仮定すると、1年あたりのガソリン代は約8万5000円です。

次に、マツダ「MAZDA 2」の排気量は1.5リットルです。年に1度の自動車税（種別割）の負担額は2019年9月30日までに新規登録をしている場合と10月1日以降に新車登録している場合で異なります。

今回の例では「2019年10月1日以後、新規登録」にあたると仮定し、自動車税は年間3万500円です。ガソリン代と自動車税を合計すると、年間の支出合計は約11万5500円となりました。

トヨタ「ヴォクシー」の燃費や年間の維持費は？

トヨタの「ヴォクシー」の廉価グレードは「S-G」の2WDです。

同モデルのWLTCモードの燃費は15キロメートル/リットルとなっており、「MAZDA 2」と同じ計算式で燃費を計算すると年間で利用するガソリンの量は「1万キロメートル÷15キロメートル/リットル＝約666リットル」となります。

ガソリン代は同じく1リットルあたり170円と仮定すると、1年あたりのガソリン代は約11万3000円です。

次に、トヨタ「ヴォクシー」の排気量は1.8リットルです。自動車税種別割の金額は「MAZDA 2」と同様に「2019年10月1日以後に新車登録」になるため、自動車税は年間3万6000円です。

ガソリン代と自動車税を合計すると、年間の支出合計は約14万9000円となりました。

マツダ「MAZDA 2」からトヨタ「ヴォクシー」に乗り換えると、1年あたりの維持費に約3万3500円の差が生じることが分かりました。

まとめ

1年間で約3万円の支出増ということは「MAZDA2に10年乗り続ける」のと「6年目にヴォクシーに乗り換える」ことを比較すると、ガソリン代と自動車税だけでも5年間で16万円以上の費用差が生じることになります。

車を乗り換える際は車両本体価格や諸費用だけでなく、今乗っている車との維持費の差額も計算に入れて資金を準備しましょう。