車を買いたいのでディーラー勤務の同級生に連絡しましたが、「お友達価格」としてあまり安くなりませんでした。どうすれば車を安く買えるのでしょうか？

車を買う際、少しでも安くしたいと考えるのは当然のこと。同級生がディーラーに勤務していると知れば、期待してしまいますよね。しかし、「お友達価格」が思ったほど安くならない場合もあります。そんなときでも、諦める必要はありません。   この記事では、「お友達価格」が安くならない理由から、車をお得に購入するための方法、さらにはディーラー以外の裏技まで解説します。

「お友達価格」があまり安くならない理由とは？

「お友達価格」という言葉を聞くと、大幅な値引きを期待しがちですが、実際にはそう簡単にはいきません。その理由は、ディーラーの価格設定に制約があるためです。多くのディーラーでは、新車の値引き相場は車両本体価格の10%前後とされています。
 
これ以上の値引きはメーカー側が禁止しているケースも多く、ディーラーの裁量で大幅な値引きをすることは難しい場合が多いです。
 
また、同級生としての関係性も影響します。相手もディーラーの営業職として業績を求められる立場です。友人に大幅な値引きをすると、その分自分の成績に影響するため、「お友達価格」にも限界があります。
 

車を安く買うためのポイントと交渉術

車を安く購入するためには、これから紹介するポイントを押さえることが大切です。
 

購入タイミングを選ぶ

年度末や決算期（3月や9月）は、ディーラーが目標達成のために値引きを積極的に行う時期です。また、ボーナス期（6月、7月、12月）も購入しやすい時期とされています。ほかにも、モデルチェンジ前の在庫車は、値引き交渉がしやすくなる傾向があります。
 

複数のディーラーで見積もりを取る

複数のディーラーで見積もりを取ることは重要です。他社の見積もりを持参することで、ディーラー間の競争を引き出せます。「他の店舗でこの価格でした」と伝えることで、値引きが期待できるでしょう。また、ライバル車種の見積もりも取ることで、より有利な交渉が可能になります。
 

不要なオプションを削る

純正オプションは高額になりがちです。本当に必要なものだけを選び、不要なものはカットしましょう。また、納車費用など交渉次第で削減可能な項目についても確認することが大切です。
 

ディーラーに直接交渉できない場合の裏技

ディーラーとの交渉が難しい、または思ったように値引きが引き出せない場合は、別の方法を検討するのも1つの手です。
 

中古車市場を活用する

新車にこだわらない場合、中古車市場は非常に有効な選択肢です。特に数年落ちの車は価格が大幅に下がり、コストパフォーマンスが高いです。
 

オンライン販売を利用する

最近では、車のオンライン販売サービスが増えてきました。中間マージンが省かれることで、ディーラーよりも安価に購入できる場合があります。また、オンライン上で価格を比較しやすいのも大きな利点です。
 

未使用車を狙う

未使用車は新車同然の状態でありながら、価格が安くなっている場合が多いです。これもディーラーや中古車販売店で見つけやすい選択肢の1つです。
 

賢く買い物をして満足度を高めるコツ

車を購入する際、単に安さだけを追求するのではなく、購入後の満足度を高めることも大切です。そのためには、事前のリサーチを徹底することが重要です。購入を検討している車の相場や特徴、他の候補車種との比較を行い、自分にとって何が優先事項なのかを明確にしておきましょう。
 
また、予算をあらかじめ設定し、その範囲内で選択することも必要です。無理に高額な車を選んでしまうと、購入後の維持費やローンの支払いで負担が大きくなる可能性があります。
 
さらに、購入前には必ず試乗をして車の感触や性能を確認することも大切です。価格だけでなく、実際の使用感や乗り心地が自分の希望に合うかどうかを確かめることで、購入後の後悔を減らせます。
 
そして、購入時には営業担当者との信頼関係を築くことも意識しましょう。丁寧な対応や適切なアドバイスをもらうことで、不安を解消しながら進められるはずです。これらを心掛けることで、価格以上の満足感を得られる車購入を実現できるでしょう。
 

まとめ

車を安く買うためには、「お友達価格」に頼るだけでなく、購入時期や交渉術、さらにはディーラー以外の選択肢を活用することが重要です。年度末や決算期を狙ったり、複数のディーラーを比較したりすることで、値引きのチャンスが広がります。
 
また、中古車市場やオンライン販売、未使用車など、ディーラー以外の選択肢も検討すれば、さらにお得に購入できる可能性があります。大切なのは、価格だけでなく、自分のライフスタイルや予算に合った車を選び、納得して購入することです。賢く選択することで、満足度の高い車購入を実現しましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー