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地元の友人の結婚式に招待されました。飛行機で「往復4万円」かかる距離ですが、交通費は請求して大丈夫でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月23日 4時40分

地元の友人の結婚式に招待されました。飛行機で「往復4万円」かかる距離ですが、交通費は請求して大丈夫でしょうか?

地元の友人から結婚式に招待されたけれど、往復の交通費が4万円もかかる距離……こんなとき、交通費は自分で負担すべきなのか、それとも友人に請求してもいいのか迷うこともあるかもしれません。   本記事では、結婚式におけるお車代の仕組みや、交通費を請求する際の注意点について、解説します。

お車代は新郎新婦の「気持ち」?

お車代は、結婚式に参列してくれる招待客への感謝の気持ちを表すものと考えられます。遠方からわざわざ来てくれたことへのお礼の意味と、交通費や宿泊費の負担を少しでも軽くしたいという思いが込められています。
 
金額は半額~全額負担が相場と言われていますが、これはあくまでも一般的な相場であり、新郎新婦の気持ちや経済状況に応じて、柔軟に決めることができ、明確な決まりはありません。
 
お車代を決める目安としては次のような基準で決められることが多いようです。

●会場からの距離に応じて
●飛行機や新幹線を利用しているか
●宿泊を伴うか

結婚式の費用は新郎新婦にとって大きな負担となるため、経済事情などにより全ての招待客に対してお車代を支払うことは難しい場合もあるかもしれません。
 

交通費の請求はマナー違反?

もし、お車代が支払われない場合に、交通費を請求するのは慎重に判断しなければなりません。結婚式は新郎新婦にとって人生の大きな節目であり、すでに式場費用や料理、引き出物など、さまざまな費用がかかっているためです。
 
前記の通り、お車代はあくまで新郎新婦の感謝の気持ちからの配慮であることを忘れてはいけません。招待されてお祝いに伺うという立場を考え、交通費の請求は控えるほうが望ましいでしょう。
 
交通費を自分で負担したとしても、ほかの招待客や新郎新婦との交流や、式場での料理など、特別な体験を楽しむことができると考えてみてはどうでしょうか。
 

友人に正直に相談してみよう

一方で、どうしても交通費が高額で負担が大きい場合、友人である新郎新婦に誠実に相談することも1つの方法です。「参加したいけれど、往復で4万円の出費が厳しい」という事情を正直に伝えることで、状況を理解し個別の対応をしてくれるかもしれません。
 
新郎新婦としても、結婚式には大切な友人に絶対に来てほしいと招待するのですから、遠慮せずに本音で話し合うことで、お互いが納得できる解決策が見つかるかもしれません。
 

相談する際の注意点

交通費の出費について相談する際は、次の点に注意するとよいでしょう。
 

適正な金額を請求する

請求する際は、相場を調べて、適正な金額を請求しましょう。交通費4万円のうち、2万円はなんとか自分で負担できそうであれば、足りない2万円分のみをお願いするなどの配慮が必要です。
 

時間に余裕をもって相談する

結婚式の準備が大詰めになってからの相談は避け、できるだけ早い段階で伝えることをおすすめします。時間に余裕がある状態のほうが、対応を検討する時間をゆっくり取ってもらえるでしょう。
 

後日別のお礼をする

交通費を負担してもらった場合は、後日、改めて感謝の気持ちを伝えることが大切です。特別なプレゼントや、心のこもったメッセージなどを添えて、感謝の気持ちを伝えましょう。
 

まとめ

結婚式のお車代は、新郎新婦から招待客への感謝の気持ちを表すものであり、支払われるかどうかや、金額に決まりはありません。
 
招待客のほうから請求することは望ましくありませんが、経済的な事情から負担が難しい場合は素直に相談してみるとよいでしょう。
 
結婚式は、新郎新婦を招待客が祝う大切な日です。友人への配慮を忘れず、良好な関係を保ちながら、適切な対応を心掛けましょう。
 
執筆者:渡邉志帆
FP2級

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