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35歳で「年収600万円」の人と交際中。結婚後は「専業主婦」を希望していますが、都内で夫婦2人生活していける年収でしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月24日 5時0分

35歳で「年収600万円」の人と交際中。結婚後は「専業主婦」を希望していますが、都内で夫婦2人生活していける年収でしょうか…?

結婚したら専業主婦になりたいと考えている人は、未来の夫の収入が気になることでしょう。本記事では35歳で年収600万円の人と結婚して専業主婦になっても、都内で夫婦2人の生活ができるのかを試算します。

夫婦2人、都内で生活するにはどのくらいお金がかかるの?

まずは都内で2人暮らしする際の平均的な支出を見ていきましょう。総務省統計局によると、東京都区部の二人以上の世帯における平均消費支出額は34万1320円となっています。図表1は主な支出額の内訳です。
 
図表1

支出項目 平均支出額
食料 9万7776円
住居 2万6457円
光熱・水道 2万2761円
家具・家事用品 1万3237円
被服及び履物 1万2181円
保健医療 1万8166円
交通・通信 3万2724円
教育 2万4160円
教養娯楽 4万393円
その他の消費支出 5万3466円

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯より筆者作成
 
この住居費は持ち家の世帯も含んだ数値であることから、賃貸で暮らす場合はこの数値よりも上がる可能性が高いです。例えば東京都練馬区の1LDKで2人暮らしをする場合、住居費用に約12万円(練馬区の1LDK相場/2024年10月24日時点)かかるため、毎月45万円近くの支出となることが予想されます。
 

年収600万円で2人暮らしは可能か

年収600万円の片働き世帯、都内(練馬区)で2人暮らしする際の支出額を45万円としてシミュレーションしてみましょう。
 
給与月額は50万円、手取り額は額面給与の75~85%ほどになるため、月37万5000円~42万5000円となりなす。対して支出が45万円だとすると、月2万5000円~7万5000円の生活費が足りない計算となります。この状況だと生活が苦しくなってしまいますが、家賃の安い物件に住むなどの工夫をすれば、都内で2人暮らしを実現させることは不可能ではないかもしれません。
 

都内で2人暮らししていくためにはどのくらいの年収があればいい?

都内で生活する場合に支出が毎月45万円かかると仮定して、年収がどのくらいあればいいのかを計算してみましょう。毎月45万円を年換算すると540万円になります。つまり手取りで540万円必要ということになるため、年収に換算すると640万円~720万円ということになります。
 

都内で2人暮らしをする場合、年収は640万円~720万円必要

今回は都内で2人暮らしの場合にかかる費用と、必要な年収について解説しました。専業主婦を希望している場合、配偶者の年収は640万円~720万円ほど必要になります。住む場所や物件の条件を変更するなどの工夫をすれば、「余裕がある生活」とは言い難いかもしれませんが、都内で2人暮らしを実現させることは不可能ではないといえるでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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