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「LUUP」vs「タクシー」自宅まで約5kmの移動は、どちらがコスパ良し? それぞれの費用を比較

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月25日 4時30分

「LUUP」vs「タクシー」自宅まで約5kmの移動は、どちらがコスパ良し? それぞれの費用を比較

日常生活で、電車やバスが通っていない場所に向かう場合や、深夜に目的地まで移動する必要がある場合、選択肢としてタクシーを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。   しかし、最近は街中で電動キックボードや電動アシスト自転車を見かける機会が増え、移動手段として「LUUP」が注目を集めています。   本記事では、移動距離5キロメートルという「歩くにはちょっと遠い」距離を想定し、LUUPとタクシーで移動する場合にどちらがコスパが良いのか解説します。

LUUPとは?

LUUPは、電動キックボードや電動アシスト自転車といった電動マイクロモビリティをシェアできるサービスです。
 
専用アプリを使ってポート(貸出・返却場所)を検索し、必要な場所で乗り降りができる利便性が特徴です。現在、東京や大阪などの主要都市を中心に展開されており、さまざまなポートからポートへ電動マイクロモビリティを使って移動できます。
 

自宅までの5キロメートルを移動した場合、LUUPとタクシーでコスパが良いのはどちら?

5キロメートルの距離を移動した場合、LUUPとタクシーでの料金差はどれくらいなのでしょうか?
 
LUUPの料金体系は一部地域で異なる場合はあるものの、原則として基本料金として50円、時間料金として1分あたり15円がかかります。
 
5キロメートルの距離を、LUUPを使用して時速10キロメートルほどで走行したとすると、約30分かかります。この場合の料金は次のとおりです。
 
50円+15円×30分=500円
 
続いて、タクシー料金を見ていきましょう。東京23区内において、タクシーの初乗り料金は1096メートルまでは500円で、以降、255メートルごとに100円(上限運賃)かかります。そのため、5キロメートルを移動する場合の大まかなタクシー料金は次のとおりです。
 
500円+(5000メートル-1096メートル)÷255メートル×100円≒2030円
 
今回の前提においては、LUUPはタクシーの4分の1程度の料金となりました。
 

LUUPの問題点や課題とは?

タクシーよりも高いコスパが期待できるLUUPですが、認識しておきたい問題点や課題も存在します。代表的なものを見ていきましょう。
 

天候に影響を受ける

天気が良い日であれば気持ちよくLUUPを使用できますが、悪天候時には利用が困難な場合もあります。
 
雨や雪の日には、電動キックボードや自転車は滑りやすく危険を感じることもあるでしょう。また、風が強い日も運転が難しくなるため、天候によって利便性が大きく左右されるといえるでしょう。
 

利用エリアやポート設置の場所

LUUPは全国どこでも利用できるわけではなく、現時点では展開地域が限定的です。そのため、サービスが利用できないエリアも少なくありません。また、LUUPはポートで貸出や返却をおこないますので、目的地付近にポートがない場合もあるでしょう。
 

安全性の課題

LUUPは自分で電動キックボードなどを操作する必要があります。操作に慣れていない初心者が利用すると、バランスを崩してけがをするリスクがあります。交通ルールをしっかり理解し、順守することも必要です。
 

想定以上にお金がかかる可能性がある

今回の想定ではタクシーよりもお得なLUUPですが、どのような場面でも高コスパとは限りません。交通量が多く想定よりも時間がかかった場合などは、コスパが悪化することも考えられるでしょう。
 

状況に応じてLUUPとタクシーを選択しよう

LUUPはうまく活用すればタクシーよりもお金をかけずに目的地まで到着できます。とはいえ、悪天候や荷物が多いなど、LUUPでは移動が困難な場合もあるでしょう。
 
その場の状況に応じ、LUUPとタクシーで適切な移動手段を選びましょう。
 

出典

株式会社Luup LUUP(ループ)
一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会 タクシー運賃料金表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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