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「看護師」として働くママ友は「准看護師だから給与は高くないよ」と言います。「正看護師」と比較するとどのくらい給与の差があるのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月26日 2時40分

「看護師」として働くママ友は「准看護師だから給与は高くないよ」と言います。「正看護師」と比較するとどのくらい給与の差があるのでしょうか…?

ママ友の中に、准看護師として働く人がいるかもしれません。「准看護師だから給与は高くない」と言っているのを聞き、正看護師とどのくらい差があるか気になった人もいるでしょう。   今回は正看護師と准看護師の違いについて、年収やキャリアアップ、仕事内容の観点から具体的な違いをまとめました。

正看護師と准看護師にはどのような違いがある?

正看護師と准看護師には給与面含めて、おもに以下のような違いがあると考えられます。


・平均年収
・仕事内容
・キャリアアップ

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
 

平均年収

正看護師と准看護師には、平均年収に差があるようです。厚生労働省が実施した「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、きまって支給する現金給与額や賞与には、表1のような差が設けられています。
 
表1

きまって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額
正看護師 35万2100円 85万6500円
准看護師 28万6800円 62万9500円

※厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査を基に筆者作成
 
これらを年収に換算すると、正看護師は508万1700円、准看護師は407万1100円が年収の目安です。同じ看護師であったとしても、100万円程度は年収に差が出ると考えられるでしょう。
 
ただし、年収については経験年数や勤務先によっても異なるでしょう。そのため、条件によっては正看護師の年収の方が低くなる可能性があると理解しておくのもよいかもしれません。
 

仕事内容

正看護師と准看護師の仕事内容を比較した際、基本的な仕事内容に違いはありません。しかし、権限や働き方に差があります。正看護師は、自身の判断で診療補助や患者のケアを行うことが認められており、准看護師や看護アシスタントへの指示出しも問題なく行えます。
 
対して准看護師は、医師や看護師の指示を受けてからでなければ、診療補助やケアなどができません。責任の所在を明確にすることがおもな目的となるようですが、業務上このような違いが設けられている点も把握しておきましょう。
 

キャリアアップ

正看護師と准看護師には、キャリアアップにも違いが設けられているようです。おもには管理職として働けるかどうかに差があるようで、准看護師の場合は、新人看護師へ指示や教育を行えないとされています。
 
このことから、准看護師がキャリアアップを目指すには、正看護師の国家資格が必要になると考えられるでしょう。准看護師から正看護師になるには、看護師学校や養成所に2年~3年通う必要があります。もしくは准看護師として7年以上の実務経験がある場合は、2年の通信制で看護師資格を所得できます。
 

正看護師と准看護師の年収は100万円程度異なると考えられる

正看護師と准看護師は、仕事の権限やキャリアアップなどに違いが設けられているようです。年収は正看護師は500万円程度、准看護師は400万円程度がとなっており、約100万円ほどの差になることが分かりました。
 
ただし、正看護師になって給与アップを目指せる方法もあります。准看護師として働き続けるのは1つの選択肢ですが、キャリアアップを目指すのであれば正看護師への転換も視野に入れてみましょう。
 
正看護師になるためのルートは2つ用意されており、いずれも国家資格の取得を目指せます。もちろん准看護師として働き続けるのも選択肢となるため、個人が自分に適した方法を選ぶことが重要と考えられるでしょう。
 

出典

総務省統計局 e-Stat 政府統計の総合窓口 賃金構造基本統計調査 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)2023年
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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