1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

動物園の「年間パスポート」の購入を検討しています。家族3人で2〜3ヶ月に1度のペースで来園した場合、どれくらい節約できるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月27日 9時20分

動物園の「年間パスポート」の購入を検討しています。家族3人で2〜3ヶ月に1度のペースで来園した場合、どれくらい節約できるでしょうか?

動物園に年間何度も来園する方のために、一度購入した後は変わらない値段で来園できる年間パスポートを導入している動物園もあります。「動物が好き」「子どもに動物を見せたい」といった理由で何度も動物園を利用する方は、年間パスポートを使えばお得に動物園を楽しめます。   本記事では、実際に動物園の年間パスポートのメリットや、使うといくらお得になるのか解説します。

年間パスポートのメリットとデメリット

年間パスポートは一度購入すれば、有効期間内で何度でも入園できます。そのため、年間で何度も訪れる場合には、一度あたりの価格が安くなる場合があります。

また、動物園内でのイベントや商品購入の際に割引を受けられたり、特典や会報を受け取れたりするためそれも含めお得に感じる方もいるでしょう。一例として、上野動物園の通常の入園料と年間パスポートの料金の比較は表1の通りです。
 
表1

通常入園料 年間パスポート
一般(高校生以上) 600円 2400円
65歳以上 300円 1200円

※上野動物園ホームページ「ANNUALPASS」より筆者作成
 
表1を見ると、年間で4回以上来園すれば年間パスポートの元が取れることが分かります。そのため、年間で5回以上来園する方にとってはお得であるといえるでしょう。しかし、年間パスポートにはデメリットも存在します。
 
例えば、もし購入しても来園しなかった場合には、その分の料金が無駄になってしまうかもしれません。施設によっては払い戻しや再発行ができないところもあります。一度購入したら「行かないと無駄になる」と感じ、プレッシャーを感じてしまう可能性もあります。
 

年間パスポートは実際どのくらいお得になる?

アクトインディ株式会社が行った「動物園への来園意向・要望に関するユーザーアンケート」によれば、動物園のお出かけ頻度は未就学児、小学生ともに「半年~1年に1回程度」が最多で、次点に未就学児は「2~3ヶ月に1回程度」、小学生は「数年に1回程度」と続きました。
 
子どもが未就学児の場合には、動物園に出かける回数も多いことが示されています。
 
では事例のように家族3人で2~3ヶ月に1回のペースで動物園を訪れる場合について、前項と同じように上野動物園の場合で試算してみましょう。ここでは、家族を大人2人、未就学児の子ども1人として計算します。なお、上野動物園は小学生までの子どもは無料のため、計算から除きます。

●通常料金(一般)で2~3ヶ月に1回のペースの入園料:4800円~7200円
●年間パスポート(一般)での入園料:4800円

以上から、最大2400円お得になります。ただし、上記のアンケート結果のように半年に1回程度のみの来園の場合には大人だけで年間パスポート分と同じ金額になるため、年間パスポートを購入せずともよいでしょう。年間パスポートを購入される場合には、年に何回くらい訪れるか、またその施設が好きであるかといった点で検討するとお得に活用できます。
 

年間パスポートの利用で最大2400円お得になる

もし事例のように家族3人(うち大人2人、未就学児1人)で2~3ヶ月に1回程度入園する場合には、最大2400円お得になることが分かりました。
 
年間で来園する頻度が多い場合には、年間パスポートを購入したほうがお得になりますが、一度も行かない、半年に1回しか行けなかったという場合には通常料金での購入の方が費用負担が少なく済みます。
 
行かないと損になってしまう、という気持ちがプレッシャーになることもあるため、年に何回訪れるか、また施設が好きであるかといった面から年間パスポートの購入を検討しましょう。
 

出典

アクトインディ株式会社 いこーよ総研 動物園への来園意向・要望に関するユーザーアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください