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ガスや水道の「従量料金」ってなんですか?使ったら分だけ請求されるのではないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年11月29日 23時40分

ガスや水道の「従量料金」ってなんですか?使ったら分だけ請求されるのではないのでしょうか?

水道やガス料金に含まれる「従量料金」という言葉を、どこかで目にしたり耳にしたりしたことがあるかもしれません。   従量料金とは、電気やガス、水道などの生活に欠かせないサービスに幅広く導入されている料金体系で、使用量に応じて変動する仕組みです。本記事では、従量料金の基本的な考え方から、安く抑えるためのコツまでを解説していきます。

従量料金とは

従量料金とは、使用量に応じて支払う金額が変動する料金のことです。電気やガス、水道、電話などのサービスで広く採用されており、使用した分だけ料金が発生するため、分かりやすい料金体系といえるでしょう。
 
ガス料金では、基本料金に加え、使用量に応じた従量料金が発生します。従量料金は「単位料金」×「ガス使用量」で計算され、単位料金は毎月の原料費調整制度によって変動します。
 
原料費調整制度とは、原料費の変動にあわせてガス料金を変更する制度です。原料費調整制度では、3ヶ月平均の貿易統計価格などに基づきガス料金が見直されます。
 
電気料金の場合も、設定された1キロワットアワーの単価に使用量をかけて料金計算が行われます。電力会社によっては、電気料金を使用料に応じて三段階に分ける「三段階料金制度」を採用しているところもあるようです。
 
いずれにしても、使用量に応じて単価が異なり、多く使用するほど単価が高くなる仕組みになっています。さらに燃料費調整額も従量料金に含まれるため、変動の可能性がある点に注意が必要です。
 
水道料金については、多くの自治体が逓増制料金体系を採用しています。使用水量が増えるごとに単価が高くなる仕組みで、一般家庭の水道料金は1ヶ月に使用した水の量に応じて計算されます。使用量が増えれば増えるほど1立方メートルあたりの料金が上がる制度です。
 

基本料金との違い

基本料金とは、契約したプランに応じて毎月発生する一定額の料金です。従量料金と異なり、使用量にかかわらず固定で支払う必要があり、電気やガス、水道の各契約で設定されています。基本料金には、電気やガスの場合、設備の維持費や検針にかかる費用などが含まれます。
 

従量料金を安く抑える方法

従量料金を抑えるためには、節水・節電機器の活用が効果的です。ここで紹介する方法を実践して従量料金を削減してみましょう。
 

節水シャワーヘッドを使用する

シャワーヘッドを節水仕様の製品に交換すると、水道代だけではなくガス代の節約にもつながります。節水シャワーヘッドは、止水ボタンと呼ばれる手元のボタンでお湯を止められるものが多く、お湯の出しっぱなしを防いでくれます。
 
節水効果が高いシャワーヘッドを選べば、使用する水量を約50%も抑えることが可能です。水道代とガス代を大きく節約することが期待されます。シャワーヘッドの本体価格は数千円から数万円と幅広いため、性能と予算のバランスをみて選びましょう。
 

お風呂にためる水量を減らす

浴槽にためるお湯の量をいつもより減らすと、水道代とガス代の節約が可能です。例えば、水を入れた2リットルのペットボトルを数本用意して、浴槽に沈めると少ない湯量でもかさ増しできます。
 
10本ほどのペットボトルを入れるだけで、約10%の水道代の節約が可能です。ペットボトルは繰り返し使用できるため、手軽に始められる節約術といえるでしょう。
 

シャワーは流しっぱなしにしない

シャワーを使用する際は、こまめに水を止めるようにすると水道代を抑えられます。シャンプーや洗顔中などは、一度シャワーを止めて泡を洗い流すときに水を再び出すよう意識するだけでも節約につながります。
 
シャワーをこまめに止める意識を継続することで、長期的にみて水道代とガス代を安く抑えられるでしょう。
 

従量料金を抑えるならガスと水道の使用量を減らす工夫を

ガスや水道の従量料金は、使用量によって加算されるため、毎日の使用量を減らす工夫を行えば、料金の節約が可能です。
 
節水シャワーヘッドの導入やシャワーの流しっぱなし防止、浴槽の水量調整などの工夫によって家計の負担を減らせるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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