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10年乗ってる車は「買い換え」と「車検を通す」どちらがベスト?買い替えの適正なタイミングとは?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月2日 4時30分

10年乗ってる車は「買い換え」と「車検を通す」どちらがベスト?買い替えの適正なタイミングとは?

「10年目」は車の買い替えを検討する方が増えるタイミングです。車検を通すにも費用がかかるため、買い替えとどちらがお得か迷う方は多いでしょう。   そこで今回は10年乗っている車の車検費用の目安や、古い車に乗り続けるリスク、車の買い替えを考えるポイントなどについて解説します。

10年乗っている車の車検にかかる費用目安

車両重量1トン~1.5トンの自家用乗用車の場合、10年乗っている車の車検には6万円~15万円程度かかる可能性があります。費用の内訳は以下の通りです。

【法定費用】

●自動車重量税(エコカー外・13年未満):2万4600円
●自賠責保険料(本土・24ヶ月):1万7650円
●印紙代(持込検査の場合):2300円

【車検基本料】

●点検料、検査料など:1万5000円~10万円(業者によって異なる)

車検にかかる費用は大きく分けて法定費用と車検基本料の2つです。このうち法定費用は、どの業者で車検を受けても基本的に変わりません。一方、車検基本料は業者によって異なります。
 
なお、新車登録から10年以上経過していても、車検の頻度は2年に1回で変わりません。ただし、13年を経過すると、法定費用のうち「自動車重量税」が高くなるため注意が必要です。
 

10年超えた車に乗り続けるリスク

愛着ある車にできる限り長く乗り続けたいという方もいるでしょう。しかし、丁寧にメンテナンスしていても経年劣化を完全に防ぐことはできないため、古い車は故障やトラブルが起きやすくなるでしょう。特に10年を超えた車には以下のようなリスクが考えられるため、注意が必要です。
 

故障や不具合が増える傾向にある

10年を超えた車に乗り続けるリスクのひとつは、製造から長い期間がたっているために、故障や不具合が増える傾向にあることです。オイル漏れやトランスミッションの不具合などは安全性にも直結するため、特に注意が必要です。
 
2年に1回の車検だけでは、細かい部分のパーツの劣化まで対応できない場合もあります。また、トラブルのたびに修理費用がかかることや、車が使えない期間があることもデメリットです。
 

修理費用が高くなることがある

10年乗っている車は一般的に不具合が増えてくる傾向にあるため、車検を通すための修理費用がかさむ可能性があります。寿命を迎えた部品の交換も必要でしょう。ただし、部品の劣化状況は車の走行距離や使用方法によっても異なるため、業者と相談することをおすすめします。
 

13年目以降は税額が高くなる

前述の通り、13年目以降は自動車重量税が高くなることに注意しましょう。自動車重量税は車の重量によって決まっており、13年目と18年目に増額されます。1トン~1.5トンの自家用乗用車の場合、13年未満の税額は2万4600円ですが、13年目以降は3万4200円へ約1万円アップします。なお、18年目以降の税額はさらに3600円増えて3万7800円です。
 

買い替えのタイミングを見極めるポイント

車の買い替えのタイミングを見極めるポイントは新車登録からの年数と走行距離です。車検費用に加えて修理や部品の交換にかかる費用と、買い替えにかかる費用を比較して検討するとよいでしょう。
 

新車登録からの年数

最初に車の買い替えを考える方が多いタイミングが、購入から5年目です。新車登録から5年は2回目の車検直前、かつ国産車メーカーの多くで特別保証期間が切れるタイミングでもあります。車を買い替えることで車検費用や部品の修理費用を避けられるでしょう。
 
また、経年劣化が進んで多くの部品交換が必要になる7年目や10年目、自動車重量税が高くなる13年目も買い替えを検討するタイミングです。
 

走行距離

車の買い替えを検討する目安のひとつは、走行距離10万キロメートルです。タイミングベルトやオルタネーターなどの重要部品が寿命を迎える時期であるため、交換や修理をするより買い替えを選ぶ方も少なくありません。また、走行距離10万キロメートルを超えると車の買い取り価格が下がりやすいため、その前に手放す方もいます。
 

10年乗っている車は買い替えも選択肢

新車登録から10年経過した車は故障や不具合が増える傾向にあり、車検のための修理費用が高額になる可能性があります。また、13年以上経過すると自動車重量税が高くなります。費用負担を避けるには買い替えも選択肢のひとつです。買い替えを考える際は、新車登録からの年数や走行距離を参考にするとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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