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わが家は歯ブラシを3ヶ月に1回交換しています。交換頻度は1ヶ月がよいと聞きましたが、衛生面は問題ないですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月6日 5時10分

わが家は歯ブラシを3ヶ月に1回交換しています。交換頻度は1ヶ月がよいと聞きましたが、衛生面は問題ないですよね?

歯ブラシの交換頻度について、一般的には「1ヶ月に1回」が推奨されていると聞きますが、実際はあまり気にしていない方も多いのではないでしょうか。   とはいえ、衛生面や効果を考えると、歯ブラシを交換しないことにどのようなリスクがあるのかは気になります。そこで本記事では、歯ブラシの交換頻度について、衛生面や口内環境への影響を踏まえて考えてみます。

歯ブラシの交換頻度に関する調査結果

歯ブラシの交換頻度について、歯ブラシ関連の事業者や歯科医師の多くは1ヶ月程度で交換することを推奨しています。
 
また、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区)は2023年6月、国内に住む20~60代の男女1000名を対象に、歯ブラシに関する調査を行いました。
 
調査結果によると、交換頻度の質問で最も多かったのが「月1回」で37%、次いで「2~3ヶ月に1回」が35%となり、これらの回答が全体の72%を占めました。
 
また、歯ブラシ関連の事業者が推奨する「月1回以上」の交換頻度に従っている割合は全体では43%、特に60代の女性では57%と顕著で、全体的に女性のほうが高いという傾向が見られました。
 
一方、20~30代の男性では、「交換時期は特に決めていない」という回答が2割以上を占めており、交換頻度が不明確な層も存在することが分かりました。
 

同じ歯ブラシを長期間使用し続ける発生するリスク

同じ歯ブラシを長期間使用し続けると、以下のような問題が発生する可能性があります。
 

虫歯や歯周病のリスクが高まる

歯ブラシは使用しているうちに毛先が広がると、歯垢やプラークをしっかり落とす能力が低下してしまい、口の中に残ることがあります。
 
また、歯と歯茎の境目はプラークがつきやすい場所であり、ここに汚れが残ると歯周病菌が増殖するため、歯茎の炎症や腫れ、出血といった症状が現れることもあります。その結果、磨いていても歯垢やプラークが十分に落とされないと、虫歯や歯周病が進行してしまうことがあります。
 

細菌の付着・蓄積

口の中には常に多くの細菌が存在し、歯磨きのたびに歯ブラシにそれらの細菌が付着します。特に古い歯ブラシは使用期間が長くなるほど細菌が多く付着し、蓄積されていく可能性が高くなります。
 
歯ブラシから完全に細菌を除去することは難しいですが、適切な保管方法と定期的な除菌や交換によって、細菌の繁殖を抑えることが可能になります。
 

歯茎や歯へのダメージ

新しい歯ブラシの毛先には弾力性があり、適度な力で磨くだけで汚れやプラークを落とすことができます。しかし、毛先が広がって古くなった歯ブラシは、その弾力性が失われて強い力で磨かなければならないため、歯のエナメル質を傷つけ、知覚過敏や虫歯のリスクを増やすことがあります。
 
「歯磨きの圧が強くないのに痛みを感じる」「冷たいものがしみる」といった症状がある場合は、古い歯ブラシが原因の一つかもしれません。
 

1年間の歯ブラシ代

歯ブラシにはたくさんの種類がありますが、多くが1本あたり数100円で購入できます。
 
1ヶ月に1本の歯ブラシを交換すると1年間に12本必要です。仮に1本200円とした場合は1年間で2400円、300円とした場合は3600円の費用がかかることになります。定期的に歯ブラシを交換することで衛生的に使用できるため、この金額をかかる費用の目安にしておくとよいでしょう。
 
また、電動歯ブラシの場合もメーカーやモデルなどによって異なりますが、1年間にかかるコストは、2000~5000円前後といわれています。なお、歯磨きには歯ブラシのほかに歯磨き粉代もかかりますが、こちらの費用は年間で大体2000円以内で済むでしょう。
 

歯ブラシを衛生的に使用するためには1ヶ月に1回の交換がおすすめ

歯ブラシを衛生的に使用するためには1ヶ月に1回の交換が推奨されています。
 
歯ブラシは使い続けるうちに毛先が広がるため、歯垢やプラークが落としきれず、細菌が付着・蓄積して、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。つまり、口内環境を清潔に保ち、虫歯や歯周病のリスクを減らすために1ヶ月ごとの交換が理想的というわけです。
 
歯ブラシを日々の使用後にしっかり洗浄し、乾燥させて保管することで、ある程度衛生状態を保つことも可能です。また、定期的に歯ブラシの状態をよく確認し、毛先が広がってきたら早めに交換することを心掛けるとよいでしょう。
 

出典

株式会社ロイヤリティ マーケティング 男女1,000人に聞いた歯ブラシに関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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