大学生の娘から「韓国で美容整形を受けたい」との相談を受けました。親としては整形のリスクが心配です。そもそもなぜ「韓国」で受ける必要があるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月6日 3時10分
近年、ファッション感覚で受けられる美容医療に注目が集まっています。お隣の美容大国・韓国では、日本よりもリーズナブルな価格で手軽に整形や美容医療を受けられると若い世代を中心に注目を集めているようです。 今回は、韓国で整形手術や美容医療を受けるメリットやデメリットを分かりやすく解説しましょう。
韓国で整形・美容医療を受けるメリット
飛行機代や宿代をかけてでも、韓国で整形や美容施術を受けるメリットを紹介します。
1.施術費用が安い
韓国では、整形や美容医療にかかる費用が日本よりも安価なケースが多いようです。韓国は、国内外問わず美容整形の需要の高い国であり、業界内の競争が非常に激しくなっています。
競争が激化するなかで集客するためには、競合よりも低価格で高品質なサービスを提供しなければなりません。
このように、美容医療のニーズがあること、クリニックの数が多いこと、そして価格競争が激しいことなどを理由に、韓国では美容医療にかかるコストが安く抑えられているようです。
例えば、日本でも人気の施術である「ヒアルロン酸注射」は、注入する部位やヒアルロン酸の量によって異なるものの、日本では1万円から15万円である一方で、韓国では5000円から3万円程度で受けられるといわれています。
筋肉収縮に効果のある「ボトックス注射」は、日本では2万円から10万円であるのに対し、韓国では1万円から3万円で施術を受けられるのが特徴です。
2.最先端の美容施術を受けられる
韓国では、自国で美容医療機器や製剤の開発をしているケースが多く、常に最新の美容医療機器を手に入れられるとされています。そのため、韓国のクリニックでは、常に最先端の美容医療技術を研究・習得し、顧客満足度を上げるように努力しているのです。
3.観光ついでに施術を受けられる
渡韓して美容施術を受けるメリットの1つが、観光のついでに施術を受けられる点です。ファッションやグルメ、K-POPなど、さまざまな魅力が詰まった韓国は、世代を問わずに楽しめる観光地として人気があります。
施術後のダウンタイムが長い手術などの場合は、安静にしなければならないこともありますが、美容大国の韓国では、ダウンタイム中に外出をしてもほとんど注目されることはないようです。包帯を巻いたり、鼻にギプスを付けたりして街を歩いていても珍しくなく、食事や買い物を楽しめると考えられます。
韓国で整形・美容医療を受けるデメリット
韓国で整形や美容医療を受けるデメリットを解説します。
1.施術費用以外にコストがかかる
韓国で美容医療を受けるデメリットは、施術費用以外にお金がかかることだといえるでしょう。韓国で施術を受ける際は、飛行機や電車やタクシーなどの移動費、宿泊費や食費などがかかります。
抜糸や経過観察が必要な施術であれば、最低でも数日間から1週間程度韓国に滞在しなければならないこともあるでしょう。韓国への渡航費は、4万円程度、ホテルの宿泊費は1泊あたり1万円から3万円程度かかる可能性があります。
滞在する日数が増えれば増えるほど、宿泊費や食費はかさむものです。例え施術費用を安く抑えられたとしても、トータルコストを考えると日本国内で施術を受けた方がよいケースもあるでしょう。
2.通訳が必要である
韓国の美容クリニックの中には、日本語の通訳が常駐しているケースもありますが、そうでないクリニックでは、施術の説明を受ける際や契約をする際に通訳を雇ったり、翻訳アプリなどを使ったりして対応しなければなりません。通訳を雇う場合は、その分の費用がかかります。
コストを抑えるために通訳なしで臨むことももちろんできますが、専門用語による説明が多く、100%理解するのは困難な可能性があります。意思疎通がうまくいかないリスクがあることを踏まえたうえで、施術を受けましょう。
韓国で整形するメリットやデメリットを理解しましょう
渡韓して整形手術や美容医療を受けるメリットやデメリットを詳しく解説しました。施術費用の安さだけに着目してクリニックを選ぶと、後々大きなトラブルにつながる恐れがあります。
満足のいくアフターケアが受けられないなどのデメリットを十分理解したうえで、娘さんとよく相談し、施術を受けるべきか判断しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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