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食べ盛りの子ども3人の食費がすごく苦しいです…。夫婦で「三食おかず一品抜き」をしていますが、これよりも効果の高い食費の節約はありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月9日 5時0分

食べ盛りの子ども3人の食費がすごく苦しいです…。夫婦で「三食おかず一品抜き」をしていますが、これよりも効果の高い食費の節約はありますか?

物価の高騰により、生活費は年々上がり続けています。特に食費は生活費の多くを占めており、少しでも節約したいと努力されている方も多いのではないでしょうか。   本記事では、食費を管理する方法や、無理をしすぎず節約する方法をご紹介します。

5人家族の生活費・食費の平均はどのくらい?

5人家族の食費はひと月平均いくらかかる?

総務省の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年」によると、5人家族の食費の合計は月10万1806円となりました。
 
家計(消費支出)に占める食料費の割合(エンゲル係数)も、約29.8%と年々高くなっているようです。食材などの値上がりの続く現在、食べ盛りのお子さんがいるご家庭では、10万円越えも仕方がないのかもしれません。図表1は、5人家族で1ヶ月あたりの食費の内訳です。
 
外食費を筆頭に、調理済みの食品、肉類、お菓子などの割合が高くなっています。家事や仕事、育児にと忙しいご家庭では外食や調理食品の金額が増えてしまうのも仕方がないかもしれません。
 
図表1

食費の内訳 金額/月額 割合
穀類 8754円 8.60%
魚介類 5739円 5.64%
肉類 1万2060円 11.84%
乳卵類 5189円 5.10%
野菜・海藻 9142円 8.98%
果物 2501円 2.46%
油脂・調味料 4724円 4.64%
菓子類 1万570円 10.38%
調理食品 1万4341円 14.09%
飲料 6141円 6.03%
酒類 3689円 3.62%
外食 1万8956円 18.62%
合計 10万1806円 100.00%

総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 3-1表」より筆者作成
 

5人家族の生活費はひと月平均いくらかかる?

家計調査では、5人家族の1ヶ月あたりの生活費(消費支出)は、34万1974円となりました。この金額は住んでいる地域や家族構成によっても変化がありますので、割合などを参考に比較してみてください。図表2は、1ヶ月あたりの5人家族の生活費の内訳です。
 
図表2

生活費の内訳 金額/月額 割合
食費 10万1806円 29.77%
住居費 1万2549円 3.67%
水道光熱費 2万7100円 7.92%
家具・家事用品費 1万3915円 4.07%
被服・履物費 1万2579円 3.68%
保健医療費 1万1346円 3.32%
交通・通信費 5万4140円 15.8%
教育費 3万339円 8.87%
教養娯楽費 3万4276円 10.02%
その他の消費支出 4万3923円 12.84%
消費支出合計 34万1974円 100%

総務省統局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 3-1表より筆者作成
 
また、住友生命保険相互会社(大阪市)が実施した「スミセイ『わが家の台所事情アンケート』2024」(調査期間:2024年8月29日~9月1日、調査対象:5000人)によると、2024年の物価上昇が家計に与える影響について、約8割が「ある」と回答し、影響があった費目で1位は「食費」(88.0%)、2位が「電気代」(70.8%)でした。
 
同調査によると、物価高の影響を受けて、およそ7割以上のほうが節約や削減に取り組んでおり、実際に切り詰めた項目としては、食費(44.2%)と4割を超えており、趣味費(21.6%)、被服費(21.4%)、交際費(20.6%)が2割を超えており、電気代はその次の19.9%でした。
 

三食一品抜きの効果より高い節約はある?

値上がりラッシュの続く昨今、さまざまな節約方法を試している方もいるようです。しかし「夫婦で料理を一品抜いて節約する」方法は、ストレスを感じて続かないのではないでしょうか。まずは効果がある基本的な節約方法をおすすめします。
 

すぐにできる食費の節約方法は?

・1ヶ月、1週間ごとの予算を決めておく

1日ではなく、1週間でいくらまでなど決めておけば、米や調味料など予算を多めに使った日があっても、調整ができるので挫折しにくくなります。
 

・買い物は週に1回か2回にする

買い物に行く回数が増えると、どうしてもお金を使ってしまいます。できるかぎり買い物の回数を減らしましょう。
 

・作り置きをする

疲れて帰ってきても、解凍したり温めたりするだけで食べられるものがあると、お総菜などに頼りすぎず、すぐに食事ができます。作り置きを調理する日を決めて習慣化しましょう。大変そうだなと思う方は、夕飯を多めに作って冷凍しておくなど、できそうなところから始めてみてください。
 

・安く買ってきた野菜や肉は冷凍するなど保存する

セール品や見切り品を多めに買っても、調理しなければ捨てることになったり、無駄が多くなったります。すぐに調理しないものは、冷凍するなど保存しておきましょう。
 

・外食の予算を別に立てておく

食費を計画的に減らせたら、外食費も始めから予算を立てておきましょう。少ない回数でも、家族で次に行きたいところを考えたり調べたりして、楽しみは確保しておきましょう。
 

まとめ

本記事では、すぐに始められる食費の節約方法をご紹介しました。成長期のお子さんがいるご家庭では、「今は食費のかかる時期」と割り切って、無理をしすぎない節約がおすすめです。
 
その分、携帯や保険の見直し、サブスクの解約など、食費以外の節約にも目を向けてみましょう。
 

出典

総務省統局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 3-1表
住友生命保険相互会社 スミセイ「わが家の台所事情アンケート」2024
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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