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自宅から駅まで車で15分ほどかかるため、毎朝夫を「車」で送っています。バスにした場合の「定期券代」は、「燃料代」よりも高くなりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月8日 4時20分

自宅から駅まで車で15分ほどかかるため、毎朝夫を「車」で送っています。バスにした場合の「定期券代」は、「燃料代」よりも高くなりますか?

多くの家庭で生じる悩みの一つが、通勤手段の選択です。夫を毎朝、自宅から駅まで車で送り迎えするための時間や費用が、生活にどの程度の影響を与えているのかを明らかにすることは、家庭生活および家計にとって大切といえます。   本記事では「駅まで夫を車で送る」ケースと「公共交通機関であるバスを利用する」ケースにおいて、それぞれのコストやメリット、デメリットを比較し、燃料代と定期券代について考えました。

車で送り迎えする場合と、バスのコストを比較

車を使って送迎する場合は燃料代がかかります。1ヶ月当たりの燃料代を計算してみましょう。
 
今回は以下の条件としました。
 

・自宅から駅までの距離:片道10キロメートル(往復20キロメートル)
・車の燃費:15キロメートル/リットル
・ガソリン価格:1リットル当たり175円
・1ヶ月の日数:20日

 
この場合、1日当たりの燃料代は約233円、1ヶ月の燃料代は約4660円です。
 
しかし、車には燃料代以外にもさまざまなメンテナンス費用(オイル交換、タイヤ交換、定期点検など)が必要です。これらを年間で考えると、普通自動車の場合、1ヶ月当たり1万円~2万円ほどの追加費用が必要と考えられるでしょう。
 
このほかにも自動車税や車検代、駐車場を借りている場合は駐車場代も必要であるため、より多くの費用がかかることになります。
 
一方、バスの通勤定期券の価格は、会社や路線、距離によって異なりますが、多くの場合1ヶ月当たり1万円~1万5000円程度が相場でしょう。
 
1ヶ月当たりの燃料代とバス定期券代を比較すると、燃料代はバス定期代の半額以下です。しかし、車の場合は燃料代以外の費用が必要であり、トータルコストではバス定期代の方が経済的になる可能性もあるでしょう。
 

車で送迎する場合のメリットとデメリット

車の場合、待ち時間が不要で、出発時間を自由に調節できます。また、ドアツードアの移動が可能で、重い荷物があるときや、雨など天気が悪いときには便利でしょう。また、プライバシーが守られた空間のまま移動できる点もメリットです。
 
しかし、燃料代や維持費が必要である点、通勤ラッシュ時の渋滞など交通状況によって予定が変わる可能性がある点、送迎者は自宅へ戻る時間が必要であることを考慮しなければなりません。
 

バス通勤のメリットとデメリット

バスで通勤することは経済的であるといえます。また、移動中に読書や仕事をすれば、時間を有効活用できるでしょう。
 
しかし、バスは決まった本数しか来ないため、時刻表に縛られるほか、交通事情や天候などが原因で時間通りに来ない可能性もあります。
 
ラッシュ時には非常に混む可能性があることから、ストレスを感じるかもしれません。加えて、バス停まで歩く必要があるため、大きな荷物や重い荷物がある場合や、雨天時などは不便でしょう。
 

燃料代だけで比較するとバスの定期代より安くなる可能性がある。ただし車は燃料代以外の費用がかかる

自宅から駅まで車で15分かかる場合、バスでの通勤と車での送迎のどちらが経済的かは、個々の状況によって大きく異なりますが、燃料代だけで比較すれば、バスの定期代より安くなるといえます。
 
しかし、車にかかる費用は燃料代のみではないため、トータルコストで考えると、定期券の方が安価になる可能性が高いといえます。どちらを選択するかについてはコストだけではなく、便利さや長期的な影響なども含めて、総合的に判断する必要があるでしょう。
 
家族で話し合い、お互いの意見を尊重しながら、最適な答えを見つけていくことをおすすめします。平日の通勤はバス、週末は車を使用するなど、柔軟な組み合わせも検討する価値があるかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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