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日本で「上位30%」の年収は? 平均年収「460万円」以上はどのくらい? 最も多いのは「300万円超400万円以下」という結果に

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月7日 2時20分

日本で「上位30%」の年収は? 平均年収「460万円」以上はどのくらい? 最も多いのは「300万円超400万円以下」という結果に

自分の年収が、世間と比べてどうなのだろう? と疑問を抱いたことはありませんか。日本の平均年収や上位30%に入る基準を知ることで、自分の立ち位置が見えてくるかもしれません。   本記事では、国税庁の最新データをもとに、上位層の年収の金額や、平均年収を超える人の割合などについて解説します。

上位30%に入る年収の目安は?

国税庁が公表している民間給与実態統計調査によると、日本の給与所得者の上位30%に入る年収の目安は、500万円が1つの壁となっています。さらに細かく見ると、年収500万円を超える人は全体の33.8%、600万円を超えると23%となり、600万円超は日本の上位20%に位置します。
 
つまり、全体の約7割の人が年収500万円以下ということです。中でも最も多い年収区分は「300万円超400万円以下」で、全体の16.3%を占めています。
 
男女別で見ると、次のような違いがあります。

〈男性〉

●上位30%:600万円超(34.3%)
●最も多い年収区分:400万円超500万円以下(17.5%)

〈女性〉

●上位30%:400万円超(27.8%)
●最も多い年収区分:100万円超200万円以下(20.5%)

このデータから、男性では年収600万円、女性では年収400万円が上位30%に入る目安であることが分かります。男女間で差が大きいのは、女性は育児や介護などのために正社員以外の働き方を選ぶケースが多いことなどが影響していると考えられます。
 

平均年収「460万円」以上の割合は?

国税庁の上記調査によると、令和5年の日本の給与所得者の平均年収は460万円で、前年より0.4%増加しています。年収が400万円を超えている人の割合は49.2%、500万円超が33.8%のため、全体の4割程度は平均年収を超えていると推測できそうです。
 
つまり、約6割の人は平均年収以下ということになります。ただし、平均年収は3年連続で増加しており、日本全体の収入は少しずつ上昇傾向にあると言えるでしょう。
 
男女別の平均年収を見てみると、次のような違いがあります。

●男性:569万円(前年比0.9%増)
●女性:316万円(前年比 0.7%増)

男女間の年収差は小さくありませんが、いずれも増加傾向にあります。
 

平均年収は目安程度に考えよう

平均年収や上位の年収データを見ると、「自分は平均以上だから安心」と感じる人もいれば、「平均以下でがっかり」と思う人もいるかもしれません。
 
しかし、これらの数字だけで優劣を感じたり、必要以上に落ち込んだりする必要はありません。重要なのは、年収そのものではなく、自分の生活にどれだけ満足しているかという点ではないでしょうか。
 
例えば、地方で家賃の低い地域に住めば、年収400万円でも十分に余裕を感じられることがあります。一方、都心で同じ年収の場合は「生活が厳しい」と感じることもあるでしょう。
 
データに振り回されるのではなく、自分の生活スタイルや環境に合った視点で考えることが大切です。平均年収はあくまで目安として、自分の満足度を基準に判断するとよいでしょう。
 

まとめ

国税庁のデータによると、上位30%に入る年収は500万円が1つの目安と言えるでしょう。また、日本の給与所得者の平均年収は460万円で、約4割程度が平均年収を超えていると推測されます。
 
こうした年収データを確認し、自分の年収がどれくらいの位置にいるのかを知ることも大切ですが、それ以上に、自分に合ったライフスタイルや働き方を考えるきっかけとして、このデータを活用してみてください。
 

出典

国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
 
執筆者:渡邉志帆
FP2級

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