娘の「結婚式費用」として50万円援助の予定です。向こうの両親は「100万円」らしいのですが、相手に金額を合わせるべきでしょうか? 正直あまり余裕がありません…
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月8日 4時40分
大切な娘の結婚式。親として喜びを感じるイベントではありますが、手元のお財布を気にしてしまう行事かもしれません。娘の晴れ舞台を金銭面で援助したいけれど、手元にある資金と相談してどれくらい出せるかと悩む人も多いでしょう。 ましてや相手の両親が「こちらより援助が多い」となれば、金額差を考えて少し気が引けてしまうのも当然かもしれません。本記事では、そのような悩みを抱える人へ、お金以外の解決策もあるということを含めて解説します。
支援額は生活に影響を出さない範囲
結婚式に限らず、子どもへの費用の援助は「無理なくできる範囲」が基本です。結婚式は確かに人生の大切な節目ですが、結婚式後も何らかの形で親としての支援は続きます。無理をして援助額を増やしてしまうと今後の生活に余裕がなくなり、場合によっては子ども夫婦の今後の支援が難しくなることもあり得ます。
結婚式の費用分担は、時代と共に形を変えてきました。昔は「男親が宴席費用、女親が婚礼衣装」といった分担もあったようです。現代では、新郎新婦が「自分たちで結婚式の資金を出して作り上げる」ケースも増えています。
親の援助額は家族ごとにさまざまです。中には援助ゼロという選択もあるでしょう。相手の親が100万円の援助を予定していても、こちらも同額を出さなければならない、という決まりはありません。娘夫婦には、現実的に可能な範囲しか援助できないことを率直に伝えれば良いのです。娘さんにとっては50万円でも十分な援助といえるのではないでしょうか。
ほかの形でのサポートも検討する
金銭的な援助が難しい場合は「別の形で示す」ことも検討しましょう。例えば、結婚式の準備を手伝ったり、当日の会場の設営サポートをしたりするなど、親としてできることは数多くあります。
実際に結婚式の当事者夫婦は、式の準備や当日の段取りで忙しく、手助けがあればそれだけでもありがたく感じるはずです。また、ドレス選びや食事の試食に付き添ったりして、都度アドバイスをしてあげるだけでも喜ばれるのではないでしょうか。結婚式の細かな段取りやアレンジメントを引き受けることでも「親の愛情」は十分伝わるでしょう。
家族のスタイルを大切に
相手の両親の援助額を知ると、こちらも似た額を出さなければならないのでは、と思うのは当然かもしれません。しかし、「自分たち家族のスタイルを守る」ことも親として大切なことです。
援助額が異なるからといって、どちらかが負担をかけているわけではありません。それぞれの家族には、それぞれの家計の状況やスタイルがあります。無理をせずに自然体で支援することこそ、新郎新婦の門出にふさわしい形となるのです。
相手側の支援額に合わせて援助を決めるのではなく、自分たちの生活と「わが家らしさ」を踏まえた支援額を優先する。それが、お互いにとって自然であり、末永く関係を保つ秘訣(ひけつ)でもあります。
「金額」ではなく「心」
結婚式は「新しい家族が始まる場」です。結婚式を挙げる娘夫婦にとっては、援助金額が高ければありがたいかもしれませんが、「親の役割」はそれだけではありません。無理のない範囲で応援してくれる、という姿勢が子どもたちにとっては感謝すべきものではないでしょうか。
無理をして100万円を出すよりも、親が心から喜んで娘たちの門出を見守っていることが何よりも大切です。結婚という門出に際しては、親も無理をせず、自分たちのスタイルを貫き、祝福の形を示すことが1番の贈り物になるのではないでしょうか。
執筆者:宇野源一
AFP
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