意外と知らない「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いとは？ コスパよく「カフェイン」をとるならどっち？ 価格や含有量を比較

意外と知られていない「カフェオレ」と「カフェラテ」の違い。名前も味も似ているため、実は両者の特徴や違いがよくわからない人も多いのではないでしょうか。   本記事では、カフェオレとカフェラテの違いを徹底解説。さらに、主要なカフェチェーンでの価格を比較し、眠気覚ましの際にはどちらがコスパ良くカフェインを取れるかを検証します。

カフェオレとカフェラテの違い

カフェオレとカフェラテは、どちらもコーヒーにミルクを加えた飲み物ですが、コーヒーの抽出方法やミルクの扱いに違いがあります。
 

・カフェオレ

カフェオレはフランス発祥の飲み物で、ドリップコーヒーに温めたミルクを加えます。一般的に、コーヒーとミルクを1：1の割合で混ぜることが多く、マイルドで優しい味わいが特徴です。
 

・カフェラテ

カフェラテはイタリア発祥で、エスプレッソにスチームミルクを加えたものです。エスプレッソとミルクは、1：4の割合であることが多いです。エスプレッソの濃厚な風味とミルクのクリーミーさで、深いコクが楽しめます。
 

・ドリップコーヒーとエスプレッソの違い

カフェオレで使用されるドリップコーヒーは、コーヒー粉にお湯を注いでじっくりと抽出する方法で、コーヒー豆の香りや風味をじっくり楽しめます。 一方、カフェラテで使用されるエスプレッソは、細かく挽いたコーヒー豆に高圧をかけて短時間で抽出する方法で、濃縮された強い苦味とコクが特徴です。
 

・ミルクの使い方と風味の違い

カフェオレでは、温めたミルクをドリップコーヒーに加えるため、全体的に軽やかな味わいになります。カフェラテでは、スチームミルクやフォームドミルクをエスプレッソに加えることで、濃厚でクリーミーな風味が楽しめます。
 

カフェオレとカフェラテの価格を比較！コスパが良いのはどっち？

カフェオレとカフェラテの価格差は、カフェチェーンによって大きく異なります。図表1では、主要なチェーンでの価格例を比較します（すべて税込価格）。
 
図表1

	カフェオレ	カフェラテ
スターバックス コーヒー　ジャパン	475円 カフェミスト トールサイズ	495円 スターバックス ラテ トールサイズ
ドトールコーヒーショップ	410円 ハニーカフェ・オレ Mサイズ	390円 カフェ・ラテ Mサイズ
カフェ・ベローチェ	350円 カフェオーレ レギュラーサイズ	370円 カフェラテ レギュラーサイズ

各社HPより筆者作成
 
価格においては、カフェラテのほうがカフェオレよりも高い傾向にあります。その理由として、カフェラテはエスプレッソをベースにスチームミルクを加えるため、手間や使用機材が価格に反映されている点が挙げられます。また、スチームミルクを泡立ててフォームドミルクを作る工程が追加されることも、価格を引き上げる要因となっています。
 
価格を抑えてカフェ気分を味わいたい場合には、カフェオレが適しているでしょう。
 

眠気覚ましにおすすめなのはどっち？ カフェイン量で見る違い

カフェオレとカフェラテを選ぶ際、味や価格に加えてカフェイン量の違いにも注目しましょう。どちらが効率よくカフェインを摂取できるのでしょうか？ スターバックスを例に比較してみましょう。
 

・カフェイン量の比較

カフェオレはドリップコーヒーを使用するため、スターバックスのカフェミストトールサイズ1杯あたりのカフェイン量は約138ミリグラムと比較的高めです。コーヒーの抽出に時間をかける分、カフェインがしっかりと抽出されることが理由です。
 
カフェラテはエスプレッソをベースにしており、スターバックスのカフェラテ1杯あたりのカフェイン量は約80ミリグラムと控えめ。エスプレッソが濃縮された味わいである一方、抽出時間が短い分カフェイン量は抑えられます。
 
カフェインを効率よく摂取したい場合、カフェオレのほうが適しています。特に、眠気覚ましには、カフェオレがおすすめです。
 

カフェオレとカフェラテ、それぞれの魅力を楽しもう

カフェオレとカフェラテは、使用するコーヒーやミルクの違いによって味わいやカフェイン量が異なります。
 
コスパよくカフェインをとるなら、カフェオレがおすすめです。カフェオレはドリップコーヒーを使い、優しい味わいと豊富なカフェイン量が特徴。一方、カフェラテはエスプレッソとスチームミルクの濃厚な風味で、リラックスしたいときにおすすめです。
シーンや好みに合わせて、自分にぴったりの一杯を楽しみましょう！
 

出典

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 栄養成分情報
 
執筆者：西村りえ
2級ファイナンシャルプランナー、AFP