健康と節約のために毎日「キャベツ」を食べていたのですが、最近値上がりして家計がキツいです…節約しながら栄養バランスを整えるコツはありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月9日 4時40分
「野菜は体によい」というイメージがあるため、健康のためにできるだけ毎日摂取しようとしている人もいるでしょう。 しかし、毎日同じ野菜ばかり食べていると、値上がりした際に家計が厳しくなるだけでなく、栄養バランスも悪くなってしまう可能性があります。 そこで本記事では、毎日キャベツを食べた場合の栄養面での問題点とともに、キャベツ以外の安くて健康によい食材をご紹介します。
毎日キャベツを食べていれば栄養面での問題はない?
文部科学省の「食品成分データベース」によると、キャベツの可食部100グラムあたりのエネルギーは23キロカロリーで、おもに次のような栄養素が含まれています。
●たんぱく質:1.2グラム
●脂質:0.1グラム
●炭水化物:5.2グラム
●食物繊維:1.8グラム
●カリウム:190ミリグラム
●ビタミンC:38ミリグラム
特に食物繊維やビタミンCなどは豊富に含まれていますが、鉄分やビタミンB12などが不足するため、毎日キャベツだけを食べ続けるのはおすすめできません。不足する栄養素も補えるよう、ほかの食材もバランスよく食べるようにしましょう。
安くて健康によい食材にはどのようなものがある?
体に必要な栄養素はさまざまな食材からバランスよくとる必要があります。最近は物価が高くなっていて安く購入できない食材も増えてきていますが、その中でも比較的手ごろな価格で購入しやすい食材をチェックしておくとよいでしょう。
特に、毎日の食事に取り入れやすい食材には、納豆や豆腐・トマト・卵などがあります。
例えば、今まで毎日食べていたキャベツの量を減らして納豆ご飯や豆腐のみそ汁などを組み合わせることで、キャベツだけでは不足しがちな栄養素を補うことが可能です。できるだけ調理の手間を省きたいのであれば、バナナやキウイフルーツ・ヨーグルトなど、すぐに食べられるものを用意しておくとよいかもしれません。
参考までに、総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)2023年」より、各食材の価格目安(東京都区部、年平均)をご紹介します。
●納豆:1パック99円
●豆腐:1キログラムあたり267円
●トマト:1キログラムあたり829円
●卵:1パック297円
●バナナ:1キログラムあたり314円
●キウイフルーツ:1キログラムあたり1141円
健康のためには、1日3食、主食・主菜・副菜を食べることが基本とされています。五大栄養素である炭水化物、脂質、たんぱく質、無機質、ビタミンを過不足なく取り入れた食事を心がけましょう。
1ヶ月の食費の平均はいくら?
食材の値上がりが家計に影響してきているようであれば、食費の見直しが必要な可能性があります。総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、総世帯における1ヶ月の食料費の平均は6万7078円です。世帯人員別にみると、以下のようになっています。
●世帯人員1人:4万2049円
●世帯人員2人:7万2399円
●世帯人員3人:8万5557円
●世帯人員4人:9万712円
現在、1ヶ月の食費がいくらぐらいかかっているのかを確認し、平均と比較してみましょう。食費を抑えることが難しいようであれば、そのほかの部分で生活費を節約する方法も検討することをおすすめします。
安くて栄養のある食材を上手に取り入れて1日3食「主食」「主菜」「副菜」を食べるように意識する
キャベツには食物繊維やビタミンCを中心とするさまざまな栄養素が含まれていますが、毎日そればかりを食べていると値上がりによる影響が大きくなるだけでなく、鉄分やビタミンB12などが不足する可能性があります。
そのため、納豆や豆腐・バナナやキウイフルーツなど、比較的安くて毎日の食事に取り入れやすい食材もチェックし、1日3食「主食」「主菜」「副菜」を食べるよう意識しましょう。
まずは1ヶ月の食費の平均を確認し、どのくらい節約が必要なのか考えてみることをおすすめします。
出典
文部科学省 食品成分データベース 食品群名/食品名:野菜類/(キャベツ類)/キャベツ/結球葉/生
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 2023年 結果表1調査品目の月別価格及び年平均価格【都道府県庁所在市及び人口15万以上の市】 【04】「1201牛肉」~「1341鶏卵」、【06】「1435なす」~「1491野菜缶詰」、【07】「1502りんご」~「1594ナッツ」
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 2023年 家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 第4表 世帯人員・世帯主の年齢階級別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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