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急速充電器をよく使うのですが、バッテリーの寿命が「短くなる」と聞きました。そもそも充電のし過ぎでバッテリーが消耗することはあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月12日 4時30分

急速充電器をよく使うのですが、バッテリーの寿命が「短くなる」と聞きました。そもそも充電のし過ぎでバッテリーが消耗することはあるのでしょうか?

スマホは現代人にとって、必要不可欠ともいえる存在です。日常生活の中でスマホを利用していると、気になるのはバッテリーの消耗でしょう。そこで、本記事では充電のし過ぎによる、バッテリーの消耗について解説します。

スマホにおけるバッテリーの寿命

バッテリーにはさまざまな種類がありますが、スマホにはリチウムイオンバッテリーが使われています。急速充電できることが最大の特徴ですが、比較的高いエネルギー密度と軽量性を持ち、メンテナンスが少ない点も特徴のひとつです。
 
モバイルバッテリーやノートパソコン、コードレス掃除機のような身の回りの家電のほか、電気自動車にもリチウムイオンバッテリーは利用されています。
 
スマホにおけるバッテリーの寿命は、一般的に1年半から2年ほどとされています。ただし、利用環境などによっても寿命は異なるため、あくまで目安といえるでしょう。
 
なお、大半のメーカーでは最大容量の50%ほどしか充電できなくなる状態をバッテリーの寿命としています。充電サイクルで表すならば、500回ほどが寿命の目安です。
 
なお充電サイクルとは、バッテリーの充電量の合計が100%になった回数のことを指します。単純に充電した回数、つまり充電器につないだ回数を指すものではありません。
 
例えば、20%の状態から70%まで充電してからスマホを使用し、その後30%から80%まで再び充電したとします。この場合は充電器を利用したのは2回ですが、充電量は合計して100%です。つまり、2回の充電で1回分の充電サイクルを行ったことになります。
 

充電のし過ぎでバッテリーは消耗する?

バッテリーの消耗には、充電サイクルが関係していることが分かりました。つまり、充電サイクルを何回も行うことを「充電のし過ぎ」と表すならば、バッテリーは消耗するといえます。
 
ただし、「充電のし過ぎ」という言葉には、スマホを充電器につなぎっぱなしにする行為も含まれるでしょう。つまり、過充電です。
 
リチウムイオンバッテリーに搭載されているプラス電極は、フル充電の状態だと負荷がかかります。つまり、充電のし過ぎで過充電を行うことは、プラス電極に負荷をかけ続けることと同じといえます。
 
言及するまでもありませんが、電極に負荷がかかればバッテリーも消耗します。過充電を意味する充電のし過ぎが原因で、バッテリーが消耗するケースも十分に考えられるでしょう。
 

バッテリー交換の費用相場

バッテリーの消耗が激しく、劣化している場合には交換を視野に入れるとよいでしょう。なお、バッテリーの劣化状況はスマホの設定画面などから確認できます。スマホのバッテリーを交換する方法は、主に以下の3つです。


・キャリアへ依頼
・メーカーへ依頼
・スマホ修理店へ依頼

キャリアにバッテリー交換を依頼した場合、費用相場は8000円~1万5000円ほどのようです。ただし、契約プランやサービスの加入状況によっては、交換費用が安くなることがあります。店頭修理を受け付けている点も含めて、キャリアに依頼するメリットといえるでしょう。
 
例えばiPhoneの場合、Appleストアなどに持ち込むことで、メーカーにバッテリー交換などの修理を依頼できます。サービスの加入状況や使用年数次第では、無料でバッテリー交換をしてもらえるケースがありますが、そうでない場合の費用相場はキャリアと同じく、8000円~1万5000円ほどでしょう。
 
スマホ修理業者とは、スマホの販売などを行っているメーカーやキャリアとは無関係で、修理を専門に行う業者です。メーカーやキャリアで割引サービスを受けられない状況の場合、修理業者に依頼する方が安価な場合も少なくありません。費用相場としては、3000円~1万円ほどのようです。
 
スマホ修理業者にバッテリー交換を依頼する場合、キャリアやメーカーと違って業者選びが難しくなります。ポイントは、総務省の「登録修理業者」であるかどうかです。公的に認定されていれば、安心して依頼できるでしょう。
 

充電のし過ぎでバッテリーは消耗すると考えられる

充電のし過ぎ、つまりは過充電や数多くの充電サイクルによって、スマホのバッテリーは消耗すると考えられます。
 
適切な充電方法でもバッテリーは消耗していくため、劣化を完全に防ぐことは不可能だといえます。しかし、扱い方次第でバッテリーを長く使用することは可能でしょう。
 
なお、バッテリーの消耗や劣化が気になる場合はキャリアやメーカー、専門の修理業者などでバッテリー交換を依頼するのがおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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