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車からの「空き缶ポイ捨て」実は重大な違法行為!? 罰金以上のリスクを徹底解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月11日 8時40分

車からの「空き缶ポイ捨て」実は重大な違法行為!? 罰金以上のリスクを徹底解説

車を運転していて、缶ジュースや缶コーヒーなどを飲む機会もあるでしょう。飲み終わった後はごみ箱に捨てることが一般的ですが、空き缶を窓からポイ捨てしているのを見かけ、問題ない行為なのかが気になる人もいるかもしれません。   この記事では、車から空き缶をポイ捨てする行為は違反になるのかをご紹介します。あわせて、ポイ捨てした際の罰則や、それにともなうリスクもまとめましたので、参考にしてください。

車から空き缶をポイ捨てする行為は違反になる?

車から空き缶をポイ捨てする行為は、道路交通法の第76条4項の第4号、第5号に該当する可能性があり、条文では以下の内容が掲載されています。

●第76条4項「何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない。」
●第4号「石、ガラスびん、金属片その他道路上の人若しくは車両等を損傷するおそれのある物件を投げ、又は発射すること。」
●第5号「前号に掲げるもののほか、道路において進行中の車両等から物件を投げること。」

上記の条文を見ても、車から空き缶をポイ捨てする行為は十分該当すると考えられるでしょう。また、道路交通法違反だけでなく、軽犯罪法違反や廃棄物処理法違反につながる可能性もあるようです。
 

車から空き缶をポイ捨てした際の罰則

車から空き缶をポイ捨てした場合の罰則は、5万円以下の罰金と定められているようです。ただし、ここで紹介した罰則の内容は、あくまでも道路交通法違反のみに該当した場合となります。
 
例えば軽犯罪法違反に該当した場合、1日以上30日未満の拘留が科されることもあるようです。または、1000円以上1万円未満の科料を支払わなければならない場合もあります。廃棄物処理法違反と判断された場合、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、または併科となることもあるでしょう。
 
上記のような罰則が科される可能性があることは、あらかじめ理解しておくとよいかもしれません。
 

車から空き缶をポイ捨てする行為にはさまざまなリスクもともなう

車から空き缶をポイ捨てする行為には、法律違反となる以外にもさまざまなリスクがともなうようです。おもに考えられるのは事故増加のリスクとなっており、後続車の安全を妨げる原因になることもあります。
 
例えば空き缶がいきなり目の前に現れたことで、驚いて急ハンドルを切ったり急ブレーキを踏んだりすることもあるかもしれません。このとき、周囲の車を巻き込んだ事故になる可能性も考えられます。
 
このようなリスクがともなうことを理解し、ポイ捨ては決してしないようにしましょう。
 

車から空き缶をポイ捨てすると5万円以下の罰金が科されることに加えて、周囲を事故に巻き込むリスクもある

車から空き缶をポイ捨てすると、道路交通法違反に該当し、5万円以下の罰金が科されることがあります。そのほかにも軽犯罪法違反や廃棄物処理法違反に当たる可能性もあり、この場合は道路交通法違反とは異なる罰則が適用されるようです。
 
また、車から空き缶をポイ捨てする行為は、周囲を危険にさらすリスクもともないます。空き缶1つで重大な事故につながることもあるため、空き缶は窓からポイ捨てをするのはやめ、自宅に持ち帰ったり指定された場所に捨てたりするなど、正しく処理するように心がけてください。
 

出典

e-Gov法令検索 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)
e-Gov法令検索 軽犯罪法(昭和二十三年法律第三十九号)
e-Gov法令検索 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和四十五年法律第百三十七号)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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