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自動販売機に突き返される「硬貨」や「紙幣」。原因はなに?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月14日 2時20分

自動販売機に突き返される「硬貨」や「紙幣」。原因はなに?

自動販売機に入れた硬貨や紙幣が返されてしまった経験がある人もいるでしょう。何度入れても返ってくるので、仕方なく別の硬貨や紙幣で対応したということもあるかもしれません。   このような現象がなぜ起こるのか、どのような硬貨や紙幣が返されやすいのか、確認しておくといいでしょう。   本記事では、自動販売機に入れて返されたお金が「エラーコイン」だった場合のその価値についても詳しくご紹介します。

自動販売機に入れたお金が返されるのはなぜ?

自動販売機に入れたお金がいくらなのかをどのように判別しているかは、明確に公表されていません。可能性としては、磁力で判別されている、お金の重みや厚み・穴の有無などで判別されているなどと考えられているようです。
 
硬貨や紙幣がそのまま戻ってくる場合、傷や汚れがついていて磁力による判断ができなかった可能性があります。ただし、数回入れ直しているうちに「正常なお金」として判断されることもあるようです。
 
また、紙幣は一度ぬれたものを乾かすと本来よりもサイズが縮んでしまうこともあるため、そのような紙幣を自動販売機に入れた際にエラーと判断されてしまうこともあると考えられます。
 

エラーコインには価値がある?

自動販売機に入れても返されてしまうものが「エラーコイン」である場合、その価値について確認しておいた方がいいかもしれません。
 
そもそもエラーコインとは、製造する過程で穴がずれてしまったり、本来あるはずの穴がなかったり、デザインの角度がずれてしまったりしている硬貨のことをいいます。こうしたエラーコインは本来市場に出ることはありませんが、何らかの理由で出回ってしまうこともあるようです。
 
実は、エラーコインはその希少性の高さから価値があるといわれており、額面以上の価格で取引されることがあります。そのため、自動販売機に何度入れても返されてしまうお金があれば、買い取りに出してみてもいいかもしれません。
 

エラーコインの買取価格

エラーコインが実際にどのくらいの価格で取引されているのか、買取実績を確認してみましょう。ある買取業者では、次のような価格で買い取り可能と告知しているようです。

・昭和43年 50円白銅貨 片面打ちエラーコイン 片面無刻印:18万円
 
・昭和51年 10円青銅貨 変形大ズレ打ちエラー貨幣 ズレ幅14mm:30万円
 
・平成元年 10円青銅貨 陰打ち 影打ちエラー貨幣:65万円
 
・昭和47年 50円白銅貨 穴なしエラー貨幣 50円硬貨:105万円
 
・昭和32年 5円黄銅貨 楷書体 穴なし5円玉エラー硬貨:155万円

このように、中には100万円を超えるようなプレミア価格がつくエラーコインもあります。自動販売機に入れても返されるコインがあったら、本来の硬貨と形やデザインが異なるものではないか確認してみるといいでしょう。
 
ただし、エラーコインは状態も買取価格に影響するため、見つけた際は丁寧に保管しておくことをおすすめします。
 

入れたお金が「エラー」と判断されている可能性がある

自動販売機に入れた硬貨や紙幣が戻ってきてしまう原因としては、入れたお金が「エラー」と判断されていると考えられます。硬貨が汚れていたり、紙幣が縮んで通常と異なるサイズになってしまっていたりすると、このようなことが起こる可能性があります。
 
そのほか、使用したお金が「エラーコイン」である場合も考えられます。エラーコインは高値で取引されている例もあるため、もし自動販売機から返されてしまうお金があれば、買い取りに出せるものではないか確認してみるといいでしょう。中にはプレミア価格がつくものもあるので、買い取りに出せそうなものがあれば丁寧に保管しておくことをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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